兵庫県佐用郡佐用町大木谷に、平安時代を代表する陰陽師安倍晴明蘆屋道満の塚があります。2人が生死をかけ、最後の戦いを繰り広げた伝説の地です。

   道満宝篋印塔  兵庫県佐用郡佐用町大木谷747    駐車場はありません 

乙大木谷の道満塚へと続く坂道は細く急なため、道路脇の少し広いところに駐車して徒歩で向かうのがいいでしょう。

 

兵庫県佐用町大木谷は、岡山県との県境に近い静かな農村で、およそ1000枚もの棚田が広がる風景の美しさと、谷を吹き抜ける風の心地よさ。美しい日本の原風景を見下ろす高台に、ふたりの陰陽師がそっとたたずんでいるようです。

蘆屋道満は、強力な法力を備えた法師陰陽師で、安倍晴明に勝るとも劣らない力を持っていたという。晴明が朝廷に仕えたのに対し、道満は民間陰陽師であったようです。陰陽師の里「播磨国」印南村岸村の出身とされる。

晴明道満はともに平安時代の陰陽師で、晴明ら朝廷に仕える陰陽師は、星を観察して吉凶を占い、暦づくりに携わりました。一方、道満のように市井の陰陽師は、庶民の病気を治す呪術的行為などを手掛けたといわれ、説話などでは、道満が藤原道長に呪いをかけているのを晴明が見破り、道満は佐用に流されたとされています。

民衆の陰陽師らしく、道満塚の周りには、雑草が茂小さな墓標がいくつも並び、陰陽道にふれ、天地からのエネルギーを感じられるパワースポットのようです。

     カメラ~次回を お楽しみに では またね~OK