龍野城は、鶏籠山(けいろうさん)の山城と山麓の平山城とのニ期に分かれます。山城は約500年前赤松村秀(あかまつむらひで)によって築かれ、現在の平山城は寛文(かんぶん)12年に信州飯田から脇坂安政公(わきざかやすまさこう)が移って築城したとされています。
龍野城 たつの市龍野町上霞城128-1 城内無料・城付近には駐車場はありません
西側の坂は、鎧兜の横部分の「しころ」に似ていることから、「しころ坂」と呼ばれています。満開の頃に坂から見上げると、城が桜に包まれているかのような絶景が望めますので、素晴らしい景色です。
しころ坂を上がり、龍野城の西側にある高麗門、「しころ門」と呼ばれています。 高麗門は、文禄・慶長の役が行われた1592年から1598年の間に造られ始めた城門のようです。そこを入ると桜が咲き誇っています。
龍野城の象徴として、本丸御殿(ほんまるごてん)が、江戸時代 寛文期 (1673年)に龍野藩主となった脇坂安政が、かつての山城を廃し山麓に主部を移して構築した近世山城。江戸中期の築城のため、天守などは持たず、御殿を中止とした陣屋に近い形式だったといわれています。
本丸には白亜の城壁が復元され、本丸御殿、多聞櫓、埋門、隅櫓などが復元され、白壁の塀と桜のコントラストがとても綺麗です。
御殿を中心にたくさんの桜の木が植えられていて見ごたえが十分あり、城内は綺麗に整備されていて、ベンチも設置されているのでゆっくり観桜できます。
今の時期は、桜が綺麗で、城下町はいまも歴史的町並みを形成し「播磨の小京都」として親しまれています。
たつの市にある兵庫県下随一の桜名所『龍野公園』と『龍野城』の 美しい桜が見られる、“一目三千本”と称される一面の春景色が広がり、夜桜も観られます。
城下町も一緒に楽しめる、おすすめお花見ルートもあり、龍野城の西側から『龍野公園』へ。徒歩10分ほどの距離で、西播丘陵県立自然公園の一角にある龍野公園の敷地は広大で、園内には動物園や茶室「聚遠亭(しゅうえんてい)」もあります。
~次回を お楽しみに では またね~