「トビ」の鳴き声は特徴的で日本人にとって馴染み深いもので「ピーヒョロロロ」という高い声で鳴くので、空を見上げてみると

主に上昇気流を利用して輪を描くように滑空し、羽ばたくことは少なく、視力が非常に優れていると言われ、上空を飛翔しながら餌を探し、餌を見つけるとその場所に急降下して捕らえるのです。

飛翔中、カラスと争う光景をよく見かけますが、これは、トビとカラスは食物が似ており競合関係にあるためと考えられます。特にカラスは近くにトビがいるだけで、集団でちょっかいを出したり、追い出したりすることもあるのですが、上空から下にカラスがいるのを知っているのでしょうね。

「鳶に油揚げをさらわれる」ということわざは、人を警戒しなくなったトビに食べ物を奪われることから転じたもので、トビは積極的に人間を攻撃してくることはないが、人や残飯の多い環境に慣れたトビはこのことわざのように食べ物目掛けて突進してくることもあります。「鳶が鷹を産む」はトビがタカの仲間の中でも一段低く見られていることを表しているようで、昔から人里に近い場所で数多く見られ、ハンティングをせずに残飯あさりをしていたためでしょうね。

   ~次回を お楽しみに では またね~