『大納川天花 純米大吟醸 無濾過原酒 亀の尾』



昭和40年代までは、何をせずとも日本酒が売れた時代だったと聞かされたことがある。



その後、売り上げは徐々に落ちていき、「日本酒を飲んでいるのは冴えないおっさん」と私には思えた。それは30年以上前のこと。


ここしばらく、日本酒のレベルが上がってきていることを実感している。『米・米麹・水』のシンプルな原料で作られたものは、作り手の技術はもちろん、真心もきっとたっぷり仕込まれているのだろう。

基本はソバーキュリアスであるが、ナウでヤングだった頃に呑兵衛だった私には、作り手の愛情が刺さる酒に至極弱い。


たまにいただく日本酒に翻弄される素敵な時間を共有したいだけでした。機会があったらぜひ。