Cool Style Japan様主催の、中秋の名月観月会【月結2017】が、
10月4日、ストリングスホテルにて開催され、多くのお客様がお越しいただきました。
お写真とともにレポートいたします。
見事に月も姿を見せ、この日はお天気にも恵まれましたね♪
パフォーマンスとお茶のお点前はガーデンテラスで行うため、天候がよくないと…と、冷や冷やしましたが。
大和流のお茶を献茶される水野礼子さんは、お天気までも操る方でした★
ストリングスホテルの宴室の外にはガーデンテラスがあり、そこからは、ホテル併設のチャペルがセンターに位置し、抜群のロケーションです。
この日はディナーコースも楽しむことができ、皆様、中秋の名月に合わせたお料理を楽しんでおられました。
おもてなしは、受付、会場内、テラス…そしてお土産に至るまで、美しかった!
主催の堀さんです♪
お月さまに見立てたお料理の数々。
今回私たち2人の演奏パフォーマンスは、月をテーマとした4つのシーンを構成しました。
まずは、人々が月を心待ちに、唄い踊る【夜祭】。
さんさ踊りの太鼓踊りを、少し神秘的に表現し、2人で太鼓踊りを披露。4月の能楽堂バージョンでもご披露させていただきましたね!
祭りの後は、【祈り】です。さんさ踊りや、鬼剣舞などをモチーフに、アレンジやソロを加え、
祭りとは違う、厳しく厳粛な祈りを表現。
そして次へのシーンのつなぎは、MINAと私、それぞれ、月をテーマにしたヤマト唄を一つずつ唄いました。
3つ目のシーンは、【宵闇】です。月光や希望の光は、闇があってこそ輝くもの…。その暗闇のシーンなので、悲しみや絶望のイメージです。
涙がしたたるような雫にも聞こえる綺麗なピアノをBGMに、私が踊ります。
民舞の要素とピアノをコラボさせました。
最後のシーンは【森羅万象】。文字通りの意味合いでもありますが、今回は特に、祭り~祈り~闇~と流れて、最後、雲が晴れて月光が射し、月が神々しく姿を見せるシーンです。
最近私たちではお馴染みの豪華な楽曲【森羅万象】を、MINAの舞と私の笛&踊りで。
大和流の茶道は、一つ一つのお茶の動作の「なぜ?」がよくわかる流派といいますか、
おもてなしの心など、神や相手に対しての心あっての所作だということを、礼子さんが説明されます。
美人なお弟子さんも、お点前を披露。
この日は、お食事中までは外が強風で、寒かったのですが、ガーデンでの演奏とお茶の時には風が弱まり、それでも体が少し冷える気温でした。
お茶が心身ともに染み渡りました。
お釜が、富士山の形です。大和流ならではのもの。
一つ一つのものに、美が満載!
最後に会場に戻り記念写真♪
この写真、3枚撮影したのですが、後ろのほうの男性が、3枚ともに工夫を凝らしていらっしゃいます(笑)
3枚揃ってごらんになりたい方は、友永綾美Facebookでの投稿記事をご覧ください( *´艸`)
主催、関係者の皆様です。
ちなみに、ホテルのチャペルは、こんな感じになっています。
ささしまライブの敷地に、こんな場所があるとは。
私たち(和楽)というのは、いわゆる「何でも屋」風情。
ジャンルも問いませんよ、メンバー構成もフルオーダーですよ、というスタンスが一つのウリではありますが、その分、それぞれの芸のみを長く専門でやっていらっしゃる方に比べると、色々と未熟だと思います。
本場の芸、生粋の芸をリスペクトし、私たちならではの視点で表現し、気軽にまずは伝統芸能に触れていただくパイプのような存在となれればと思います。
とはいえ、私たちの得意芸の一つは「空間演出」「ストーリー」など、世界観を音と体で表現する構成をご披露できること。できる、、というか、好きなのです(#^^#)
演奏する、というのとは少しまた違い、表現する、ということ。
今回は、4つのテーマを堀さんにお伝えしたところ、堀さんや礼子さんも、そういったイメージを持っておられる方々なので、
堀さんが私たちのパフォーマンスの間にそのストーリーをナレーションしてくださり、
より、お客様に伝えることができたと思います。
通常のステージでも、こういったストーリーを、時には半ば無理やり作って、バラバラのジャンルや時代背景のものを繋げるのですが、
そこにはMCやナレーション、語りや唄など、もしくは文字情報など「言葉」で伝えることも大切にしています。
そうすることで、奏者も表現が変わってきます♪
ガツガツの和太鼓も、温かい和太鼓も、ほっこり民謡も、イケイケ、おしゃれなライブも…
そして今回や5月の檜舞台「美神プロジェクト」も。
全くタイプの違うそれぞれの世界を表現できる楽しさに、日々、心が躍ります♪