ふゆ。
雪と聞くと一歩も外に出たがらない旦那に愛想をつかし、独りで吾が子をリンクに連れて行ったのが去年の2月。
楽しめるか否かは初めの一歩にかかっている。
慎重にリンクに降りる吾が子。
一歩一歩踏みしめて前進していく吾が子。
・・・2時間後。
見事に滑りが「スケート」になった吾が子が目の前にいた。
『お母さん!もっとやりたい!!』
よっしゃ。まかせとけ!
スクールできちんと教えてもらうぜ!
が、しかし。
シーズンは終盤に近づいていた。
通年営業のスクールは、遠かったり高かったり。
「仕方ない。また次のシーズンに行こう!」
ブーイングの嵐な吾が子をなだめすかして、また次の冬を迎えた。