我ながら相当に不安定な人間だと思う。しかしながら何とか生きながらえてきた。
憂き目。
谷の底。
何度もそんな時期はあったが、いざという時はバイタリティが湧いてきた。
それは単純に若かったからかもしれない。
アル依でありながら何とか凌いでこれたのは、若いから無理が利いたというだけの話かもしれない。
目下。一年以上も谷の時期にいるわけだけれども、かつてのようなガッツは湧いてこない。
いや。
そうして思い直してみれば、実は一年以上を遡れば上り調子をさえ感じていたのだった。
急速に老けこんだ。
環境を変えてから。
結婚を機に住む土地を変えたら、向かい風が吹き始めた。
何より仕事。
一年で五つも仕事場を変えている。
碌でもない話だ。
少し前の自分なら有り得ない話。
だが、事実。
そうなっていて、歯止めは効かない。
今しもまた砦を落としている。
十二月末には現在の仕事場も辞めることにしている。
断酒のみは順調だが、収入が安定しない。
貯金は百万ほどはあるが、百万とは心許ない。
蜃気楼。
呟いてみる。
飲酒欲求はない。
数年も飲まなければ、まずもって脳裏に浮かんだりはしない。
それは当たり前だ。
断酒したてのころはキラキラした感覚だったけれど、キラキラも色褪せてきた。
いや。
愚痴はよそう。
冷静に。
まずは撤退するべきだ。
今は火事場におり、そこから逃げ出すべき。
落ち着いて。
断酒を成り立たせてくれる全てに感謝。ありがとう。
