さて、今回は既婚女性の第一礼装・留袖のお話です。
結婚式で、新郎新婦のお母様がよく着る黒い着物が留袖です。(新郎新婦の姉妹が既婚者の場合も留袖を着ます。)この留袖、実は、着物の中で最も決まりごとが多く存在します。なにせ、フォーマルの場で着るものなので、間違えた着方をすると、同席しているお客様に失礼になってしまうこともあるので、今回は、留袖についてしっかり勉強していきましょうアップ

まず留袖とはどんな着物なのかはてなマーク
昔は結婚を機に、振袖の袖を切り落とす習慣があったそうで(もったいない!!><)、これが留袖の原型になっていったとか。これには、婚家に長く留まるという願いが込められていた・・・というのが留袖の名前の由来なのだそう。ナルホド、だから留袖は既婚者用の着物なんですね。


そして、同じフォーマルでも訪問着との大きな違いは、留袖には必ず自分の家の紋を入れること。ココが境目になります。

では、留袖を着るときは、何を注意したら良いのか!?
帯は袋帯ですが、留袖の時は金or銀or白の錦織か唐織りの帯を使います。模様は吉祥文様などおめでたいものを。やはり留袖は、おめでたい席に着るものですので・・・^^(※ちなみに、同じ黒の着物でも、喪服はフォーマル着ですが、留袖のカテゴリーには入らない着物ですので御注意を!!)帯揚げ・帯締めは共に、白、もしくは白地に金銀が入っているものを使います。

と・・・留袖って結構大変・・・カモしれないですね。(汗)やはり、留袖は最高水準のフォーマル着物ですので、それだけ緊張感を要求されるのもの、というのも否定できない事実ではあります。
でもどうか御安心を!これから留袖を作る方・レンタルされる方共に、わからないことはその都度、どんどんお店の方に聞いていくことをオススメします。納得がいくまで着物を知っていくことが、着物美人への1番の近道ですグッド!