夢を見た。
高校生の息子の授業参観を見に行くために元夫と待ち合わせをして
駅だか高校だかに向かっているところだった。
私と元夫は夢の中のその時点で離婚していた
(実際離婚したのは息子が就職して家を出て行ってから)。
授業参観は15時からと元夫に伝えたのは私だったのに
(たぶん私のことだから「絶対遅れないでね」と念押ししたに違いない)、
歩いている途中で開始時間は11時からだったことを思い出した。
そのとき時間は15時半すぎ。
絶対に間に合わない。
私が時間を間違っていたのに、
元夫にどうごまかそうかと一瞬考える自分がいる。
でもそもそもちゃんとプリント(昔は学校の連絡は紙だった)を確認したはずなのに
そのときの記憶がない。
自分はボケてしまったのかというショック。
ここからはもう授業参観うんぬんは消えて、夢の中で想像している自分がいた。
「わたしボケが始まったみたい」って元夫と息子に伝えたら
ふたりはどんな気持ちになるんだろう。
ギョッとするけど笑い飛ばそうとするかな。
笑い飛ばそうとするけどショックは受けるんだろうな。
戸惑わせたくないな。
迷惑かけたくないな。
場面は変わって、
私は元夫の家で寝ていた。
この時点で息子は高校生ではなく就職して家を出ている設定になっている。
夢の中でふと目が覚めて
そこが結婚していたときに住んでいた部屋だと気づいた。
実際に住んでいた部屋とは全然違ったけれどその場所に、
懐かしさとそこに戻る選択肢があるような
まだコトバになっていないふわっとしたものを
うとうとしながら感じていた。
元夫が少し離れた場所に寝ている。
自分にかかっているのは羽毛の布団だったから季節設定は冬のようだ。
元夫はまだ夏用の薄い肌布団をかけていたから
私はびっくりして珍しく大きな声を出した。
そんな薄い布団じゃ風邪引くよ。
”大丈夫。そんなに寒くないから”
確かに元夫は暑がりだったけど、
羽毛の布団とか客用のものだってあったじゃないと私は少し憤慨している。
冬用の布団はどうしたの?
と訊くと、息子用にしてあるからと、隣の部屋を指さした。
そこにはお布団大好きな息子がいつ帰って来ても大丈夫なように、
あったかい布団が敷かれていた。
そこら辺で目が覚めた。
そしていろんな感情がわーっと押し寄せてきた。
まず混乱。
夢と現実の確認をする。
それから「記憶がまるごと抜ける」状況って
こんな気持ちになるんだという怖さ、不安、
自分ごととしての恐怖。
そして元夫や息子や私の母親が夢に出てくると
私は不意打ちをくらったような人になってしまう。
今の感情に昔の感情がいきなり混ざり合おうとしてくるかんじ。
私が結婚生活でやれたことは、
いつも快適な状態で寝ることができるように
布団を出し入れすることだけだったのかもしれない。
自分が寒がりだからあったかい布団で寝ることは至福の喜びだったけど、
ふたりにとっては特別な意味もないことだったんだろうか。
私がいた意味がよくわからない。
もっとできたことがあったのかもしれない。
などなど。。。
いつもならその感情の渦にのみこまれて思考が覚醒して
ぐるぐるループが始まるんだけど、今日は違った。
思考がその感情にひっぱられずに別の角度から働いた。
まあ確かに最近物忘れが多いし目も見えづらくなったりと
加齢を感じてたから、その辺りの不安が夢に出たんだろうね。
あったかい布団、最高じゃん!
人間の基本的な最低欲求だっけ?を満たしてあげられたんだから
それだけでもじゅうぶんじゃない?
”たまにしか帰ってこない息子の部屋を整えて待つ元夫”
じゃなくて、
”ただ布団を片付けるのが面倒で息子の部屋に敷きっぱなしにしてる元夫”
っていうこともありえるよね?
ふふん。
そうだね。
確かにありえるかも。
それでも出てきた感情にふたをして押し戻すことは
しちゃいけないんだっけとぼんやり思い出し(思い出せたことに驚いた)、
夢の中の感情のひとつひとつにアイデンティティ(?)を与えるように
「怖いんだね」「戸惑わせたくないんだね」「無力さを感じてるんだね」と
コトバをかけて隣に体育座りをして一緒にいてあげた。
ちなみによく「感情に寄り添いましょう」というフレーズがあるけれど、
私の中でそれは体育座りで黙って横に座ってるイメージ。
そのうちにいつのまにかまた眠りに落ちていったのだけれど、
これは自分の中ですごい進歩だ!と思えたことだった。
感情が動かされることがあると
そこにのみこまれたり溺れたりしてしまって
その感情に基づいた思考しかできなくなってしまう。
自分の思いこみでしか考えられなくなり、
その思いこみの目でしかその状況を捉えられなくなり、
そうして私の現実の世界を完成させてしまう。
生命の木のまさにヴェールの下。
もやもやぐるぐる同じところから抜け出せない。
⑦⑧⑨⑩の無限ループだ。
今日は⑥のところから、
そうじゃないよ、この見方もあるよー
あ、そうだったそうだった、
みたいに、なんていうのかな、
スッと自分が入れ替わる感じとでもいうのかな、
そういう体験ができた。
タロット、生命の木の効能です☆