『菅生神社』

 

岡崎最古の神社といわれる。

御祭神 天照皇大神 豊受姫命 須佐之男命

合殿御祭神 菅原道眞公 徳川家康公

 

社記によれば、第12代景行天皇(西暦110年)の御代に、日本武尊が東国平定のためのこの地を通過した時に矢を作らせた。

神風でその矢が小川に吹き流されたため、その矢を「御霊代(みたましろ)」と仰ぎ、伊勢大神を祀る神社を建立した(吹矢大明神)という。

 

古くは乙川(神社正面を流れる川)

を挟んで南東と北西に二社一宮として位置していたという。

南東側の御祭神に天照皇大神、北西側に豊受姫命が祀られていたというのは、伊勢神宮の内宮・外宮の配置関係であったということになる。

 

ことほどさように伊勢と関係の深い地。

それが、今回の見参地、岡崎です。

 

  

 

「菅生神社」のすぐ近くに、

『浄瑠璃姫』の墓とされる場所がある。

 

「浄瑠璃」とは、「東方浄瑠璃浄土」にちなむ言葉。

東方は仏教において、薬師如来の世界といわれる

「浄」とは清らかな、「瑠璃」とはサンスクリット語でパイドゥーリヤ、青い宝石を意味している。

梵字の刻まれたストゥーパが建てられていた。

 

薬師如来と日本の神道は、歴史的に実は関係が深い。

その昔の本地垂迹説(日本の神々は仏の化身としていた説)の頃には、熊野速玉大神、東照大権現などは薬師如来の化身とされていた。

 

「浄瑠璃姫」は、「浄瑠璃御前物語」という、「浄瑠璃」が伝統芸能の一つに数えられるようになる契機となった語り物のヒロインであり、その姫の生誕地が岡崎であることから、ここに墓があるようだ。

 

 

ここから、雨ということもあり、またご参加いただいた皆様のご要望もあり、

岡崎といえば、八丁味噌。

ということで、江戸時代初期より現在まで十九代続く「カクキュー」の味噌工場見学に。

 

こちらは、2006年上半期のNHK朝の連続テレビ小説、宮崎あおいさん主演の「純情きらり」のロケ地となった場所。

  

 

  

 

「八丁味噌は、岡崎城より西へ八丁(約870m)の距離にある八帖町(旧八丁村)の2社で江戸時代初期から造られる味噌の銘柄です」(「カクキュー」パンフレットより)

 

味噌アイスは絶品ですキラキラ

見学された際には、是非ご賞味あれ。