『熊野本宮大社』

 

2012年10月に見参させいただいて以来、2度目の『熊野見参!』キラキラ

(その時の様子はこちらに)

 

前回は秋でしたが、今回は晩春。

しかし気温30度近くの快晴晴れが続き、もはや夏かと思えるほど。

とはいえ、3日間ずっと快晴が続いたことはとてもありがたく。

なんといっても熊野を巡拝するということは、ひたすら「歩く」ことでもあるからです。。。

 

「熊野」とは、紀伊半島の南部、熊野灘に面する一帯そして熊野川流域一帯を指します。

この地には、俗に「熊野三山」と呼ばれる有名な神社があり、「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の三社がそれにあたります。

 

「伊勢に七度、熊野に三度〜」といいますが、中世から近世にかけて、庶民の念願の一つであったという熊野詣。

熊野に参詣するためには、伊勢から紀伊半島東岸を海岸線に沿って抜けていく「伊勢路」、そしてもう一つは京都・大阪から紀伊田辺までの西岸を抜けていく「紀伊路」とがありました。

その「紀伊路」の紀伊田辺から紀伊半島の海岸線沿いに新宮・那智に抜けていく「大辺路」、紀伊半島を横切る形で本宮へ直接向かう「中辺路」、高野山から本宮へ向かう「小辺路」、本宮から吉野に向かう「大峯奥駆道」、大辺路から那智経由で本宮へと通じる「小雲取越・大雲取越」とあり、これらを総称して「熊野古道」といい、その多くは「熊野参詣道」として世界遺産となりました。

 

平安時代より始まる熊野詣。

浄土への往生を願う人々は、熊野を目指したのです。

 

今回の『神社おそうじ隊、熊野見参』は、ひたすら歩きました。

そして、歩くことによって、この「熊野」の地において紡がれてきた歴史や人々の想いを、知識としての認識ではなく、体認することができたように思います。

 

 

今回は、「熊野本宮大社」からのスタートでした。