Evidence and proof(根拠と証明)
私の鑑定に対する熱い思いを聞いてください
よく画像から真贋についてのお問い合わせをいただきますが、本当の真贋判定は画像や目視だけでは絶対に出来ません
もちろん明らかに贋作というものは画像でもわかるものは多々ございますが、少なくとも本物などから模りされた写し銀銭などの場合、成分の分析や、詳細計測なくして真贋判定は絶対不可能と断言できます
骨董販売を生業とされている方々やそうした方々の組合組織では 全体的な雰囲気があり、これなら売れるであろうと判断したものを真正品と呼びそうでない物についてはたとえ本物であったとしても買取などを断ってまいります
本物かニセモノかは彼らにとっては関係のないことであり彼らにとって大切なことは、どれだけの利ざやが発生するかという事だけです
それは購入側にも責任があると思います
○○組合の鑑定書がついているから安心、、またはその鑑定書があればたとえ実際は贋作でも売るときには高く売れる・・・等といって購入の際、慎重な姿勢を見せないのはもはや彼等と同罪と私は考えております
いずれにしても鑑定とは見た目(勘)でするものではなく、常々私が申し上げております、根拠と証明 が重要であるはずで、事実裁判等ではこれがされていない鑑定書は証拠能力を持ちません
よほど酷い(画像からも明らかに形状が異なる、サイズが異なる、存在しない材質)などの場合以外は原則現物を拝見していない個体につきましての真贋判定は不可能とお考えください
ただ、上述しました明らかに形状が異なる、サイズが異なる、存在しない材質 などであっても、もしかしたら未知、未発見の新種などの可能性がゼロというわけではございません、もしかしたら我々が知らないだけで、1300年前の奈良時代のある場所では既に、プラスチック製の貨幣が密かに試作されていた可能性がゼロという証明は現代科学の全てをつぎ込んでも出来ませんので100%の贋作といった絶対的な断定は出来ないのもまた事実です
私の行っております複合データの総合判定をもってしましても、せいぜい判定精度の限界値はせいぜい 99.9% ・・・真正との判断に至りましては正直99%にすら届いていないのではと思い悩んでおります・・・・・
どんなに凄い機器を揃え検査項目を増やしたとしても 100に近づくことはあっても 100になることは絶対にありえません
100%の判定が出来るのはその製品を作った方が作り終えた直後に下す判断だけ、否、それすら、何かの手違いで作り終えたと思った瞬間、うっかり他の同類製品を手にしていないとも限りません
結局どこまでいっても 100%の証明というのは不可能といえるでしょう
「 鑑定 」 という言葉を皆さんあまりに軽んじているのではないでしょうか?
私は 誤判定 = 死 くらいの意気込みで 「 鑑定 」 に取り組んでいることを皆様に知っていただきたくこの場をお借りいたしました