歴史上の伝説的名医 VS. 現代の大手大学病院勤務の研修医 | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

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ちょっと変わったタイトルですが、まさにそういうことです!


これだけ科学の進んだ現代において
コイン業界の鑑定法は 未だにルーペ一本に頼ったものです

どの機関とは申しませんが、多数決!!といった民主主義的鑑定法を取り入れられております所すらあるのですから驚きます
貨幣商などでは、かろうじて、秤とノギス程度は使用いたしておりますが、基本、比重計すら使いません

そりゃその道ぅん十年のキャリアはご立派かと思います
しかしその視力すら衰え始めた目でどこまで真実が見えるこやら。。。

コインの鑑定において、第一印象、、直感!!といったものが重要であることは否定いたしません
しかし、そのコインのことを知り尽くしたものが相応の設備の元で製作した贋作を果たして見破ることが出来るのでしょうか?
当然その贋作師はコイン商らが注意して観察する部位やポイントを知り尽くしているのです。。

実際ここ20年くらいの間に出てきておりますスーパー贋作円銀などと呼ばれますものには当時の古銭商らは誰もこれを見破ることが出来ず、いまだに古い鑑定書のついた円銀の中にはかなりの数のスーパー円銀が存在いたしております

現在ではちょっとした特徴から見破れるとの説明だが、贋作師たちは当然そうしたポイントをも改善?してきているはずであり結局はいたちごっこに過ぎません


タイトルに戻りますが、江戸時代あたりの日本一の名医と一定の機材を自由に使用することが出来る現代研修医のどちらが小さな病の種を発見できるでしょうか?
火を見るより明らかです

当方では古銭商が行っております目視判断は当然行いますが、あくまでも偏見を持たないようにするため、まずはさまざまなデータ収集を行うようにいたしております。
まずその組成から0.01%未満の極々微量含有物の含有比率など計算し、その金属の精製時期、原材料の調達地などの推定(データ1本でこれらを断定することはなかなか難しいですが、逆に絶対にない!といえる否定データはかなりの確立で得られます)を行い、また金属構造からその金属がどれだけ劣化をしているか調べ鋳造後の経年推定を行ったり、その分子配列などから鋳造によるものか、または鍛造製作であるのか、、鋳型は何を使っているのか?など調べます
錆の結晶構造から、その錆がどのように形成されて行ったか検証し、そこからも経年推定を行っております
他に10000分の1mmレベルまでの詳細計測を行うことにより近代現代銭の場合などの原型の差まで特定いたしております


こうして得られましたデータや数値を総合的に判断し、そのものが当時のものであるのか?また正規ものであるのか?といったことを判断いたしております
ですので印刷局の試印刷紙幣などであっても見抜くことが出来るのです
事実初見のコインの鑑定であっても大手加盟店や組合、または海外鑑定機関の鑑定間違いをこれまでかなりの数で見つけてきております

ものは試し。。という言葉がありますとおり、、、

初めての方は費用がかからないのですからぜひ本物の鑑定というものがどういったものかお試しください

お品をお送りいただけましたらそのものの真贋のみならず、いつの時代にどうやって作られたものか・・また加工や修正の有無、その方法など、どんな些細な点でもわかりやすくお知らせいたしております
もちろん費用はかかりませんのでレポートと共に原則翌日返送させていただいております

科学の力を侮らないで下さい!!

古物商許可証(第1716号)静公委清 平成7年1月19日
蛍光X線装置設置許可 静岡県島田労働基準監督署 25528