出土銭であります皇朝銭(特に伝世などと呼ばれているもの)の多くは加刀や研磨などにより地金が露出している事が多々ございます
ただ、長い期間土中にあったため地金の成分の多くが溶出し、鋳造直後の金属構造とは全く異なる構造をいたしております
クリーニング後それほど人の手に触れられていないため銅色が観察出来ます
20倍程度に拡大してみますと、何やらただの金属研磨面とは表情が異なる事がわかります
さらに拡大してみますと・・・
地金内部にまで鉱物結晶が入り込みまた金属特有の光沢は無く、溶岩の肌のように空洞が沢山観察出来ます
空洞はかつて鉛粒子(溶銅に鉛は完全に混ざることは無く、粒子状に分散する性質があるため)があった場所で、銅より先に鉛分が溶出してしまった痕跡です






