傾打エラー 別バージョン | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

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前回傾打エラーのくり抜き嵌め込みバージョンをご紹介しましたが、今回は別バージョンで、、

前回のものよりははるかに簡単に加工が出来なおかつ加工痕跡はまずまずわからないレベルで仕上がるものですので注意が必要です

170度傾斜ということでオークション出品されていたもので10万円弱で終了した物という事です

本品落札者はエラー品研究収集の世界では第一人者でもともと怪しいと感じていたがどういった加工が施されたものかを知りたく落札したそうです

 

まずは本品の鑑定所見をご覧ください

 

 

 

接合の痕跡です

これだけ拡大しようやくわかるレベルですので加工そのものの精度は第一級と言っても過言ではないでしょうね

圧着痕跡。。。

今回のものは複数の加工銭を一まとめにクランプしたため他銭の輪形状が転写して不自然に仕上がってしまっているが例えばプラ版などに挟み圧着した場合はこうした輪部の変形は起こらなかったであろうし、エッジの研磨ももう少し丁寧な加工や旋盤やろくろなどを使用した研磨であれば全く気づかれないレベルには仕上がったでしょう

ま~それでも私の目は欺けないでしょうが(笑)

 

下は比較の通用銭輪部