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★延喜通宝 潤縁 分割払下取OK 伝世皇朝銭 鑑定書発行可 E0717A

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今回は延喜通宝の中から中字 潤縁 というタイプの格安銭をご案内させていただきます。

延喜通宝標準銭となる種ですが、磨輪度が少なく大型で非常に見ごたえのあります個体です。




直径も大きく、縮字と比べそれなりに希少種となります。

本銭ですが、不明瞭であった銭文を明瞭に見せるため面研など相応のクリーニングが施されております。

皇朝銭の場合99.9%は出土銭であり、そのうち90%以上は出土時ほとんど文字が読めない状態で発見されます。

そうしたものを昔の収集家たちはブラシを使ったり細い彫刻刀のような工具で丹念に文字などを掘り起こし、輪などにあるホツレを修正する目的で外周を再研磨したり、荒れた表面を平坦に修正するため表面研磨を行いコレクションしてまいりました。

今回のものはそうしたクリーニングものです。

ただ相応のクリーニングによって完全な出土銭と比べ銭文などはシャープで明瞭なのが特徴で収集界ではこうした個体が珍重される傾向にございます。

個体によりましては本来の銭文の形すら変形してしまってい るものもございますし、流通によって摩耗している輪エッジなど再研磨してシャープに見せておりますために当時の特徴が消え失せてしまっている個体がございますが、幸い本個体はそこまで激しいクリーニングは施されてはおらず、ブラシやスクレイバーなどによる錆落としや軽い表面研磨程度で済んでおります。

一部にはまだ出土地の土砂錆なども残っておりますので出土銭としての雰囲気も完全には損なわれてはおりません。
表面研磨されておりますために銭文は非常にシャープで明瞭ですので入門者や、組合の鑑定品などに拘られます方にはよろしいのでしょうか?

皇朝十二銭の中でも最も質の悪い銭貨の代表格である延喜通寳は発行当時から1文字でも文字の読めるものは通用貨幣として使用する。。。もしこれを選んで使用した者は罰する、、、とされたほどです。

成分的にもかなりのばらつきがあり鉛が70%を超えるもの。。。中には75%以上のものもみられ鉛銭などと呼ばれております。

本銭は延喜通宝としましては比較的銅分が多く、しっかりとした銭体の個体です。

本銭は輪部に小欠けがあり酸化も激しいですが、文字は読めますので状態の良くない延喜通宝としてはかなりしっかりした部類に入ると思います。
皇朝銭コンプリートをする上で、文字の読める延喜通寳を入手 するのはそれなりに苦労します。

保存状態の良い個体をぜひコレクションにお加えください。

詳細データ  
細分類 延喜通寳 中字 潤縁
外縁外径 19.25-19.52 mm
外縁内径  15.60     mm
縁幅比   0.080
縁厚   1.25-1.26   mm
内厚   0.71-0.81   mm
量目      2.22   g

(簡易計測のため多少の誤差はご容赦ください また記載数値は最大値最小値ではございません)




穴銭の場合外縁内縁共に真円でないことが多く計測ポイント毎に数値が異なりますことから新たに画像解析ソフトを使用し最大径がわかる画像を掲載させていただきます(ソフトの公正性証明に10円青銅貨画像からの計測値もアップいたしますので追加画像のほうをご確認ください)

これまで測定不能でありました割れ銭なども比較的正確な数値がわかるようになりましたので参考にしてください


    
<銭の状況>  数値が少ないほど良好
磨耗       30~40  
劣化
       50
クリーニング
   110 軽い錆落としと表面研磨 
その他
      潤縁 大型銭

(銭の状況は主観によるランク付けのため画像とあわせてご判断ください)