今回超~贅沢な鑑定をさせていただくことになりました
PCGS社鑑定品の、再鑑定です
前回スラブ入りの状態で鑑定させていただいたのですが、やはり肝心の極所が観察できず、、またX線分析データもケースの中の個体分析では信用性の高い数値が得られなかったために今回ケースを破壊し再鑑定を行わせていただくことになりました
元々が50万円を余裕で越すであろう非常に希少なエラーコインで、仮に贋作であった場合もケースから取り出してしまいますと返金請求も困難になってしまうため非常に悩みましたがやはりケースから出さないことには正確な鑑定は出来ない、、、と判断、今回実施させていただきました
完全封入タイプのケースですので破壊するしかありません
ケースそのもののクォリティは非常に高く、窓部の厚みはどこを計測しても一定の厚さで、それは表面、裏面ともに一緒でした
貨幣の固定ゴムも完全にセンターに貨幣が固定できるものでした
つまり表面からも裏面からもちょうど中心にしっかりコインが固定される優れたケースであることがわかります
今後、このケースがX線分析に及ぼす影響を精査いたします
まずケースに入れた状態の貨幣の分析を行いその後、そのコインを直接分析、どの程度の誤差が出るものなのか、、、
また金貨、銀貨、銅貨、、、とそれぞれ同割合での誤差になるのか、そうでないのか、、、と、様々な角度からケースが分析に及ぼす影響をデータ化し、今後ケースに入ったままの個体鑑定に役立てようと考えております