ただいま皇朝十二銭のスライス標本を作りながら内部データの収集をしているのですが、、、
今回中期皇朝銭から長年大宝のプレパラート作成中チョットした実験?をしてみましたところ、見事に失敗しました。。。
鉄質隕石などでよく行われるカット面をエッチング処理し構造を見やすくする方法を応用してみましたところ・・
組成の違う金属ごとにはっきりするかと思いきや・・・
何がなんだかまるでわからなくなってしまいました・・・
鉛質、銅質となんとなく違いは判るものの、通常の研磨のほうが、はるかにわかりやすかった・・・
↓こんな感じになるかな~と思っていたのだが。。。
こちらは鉄質隕石の断面です
ウィドマンシュテッテン構造といい
鉄とニッケルが想像を絶するほどゆっくりと凝固した結果このような結晶化したもので人間の力でこれを再現することは不可能
皇朝銭の構造も、現代の鋳造技術、材料では再生が不可能な構造があるのでそれを可視化できたらと思ったのだが・・・
結局再研磨して、通常通りの標本には出来たので問題はないのだが・・・