和同開珎 2枚セット | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

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今回は人気の沖ノ島出土和同開珎の中より標準銭であります 最高品位の中字中様銭と、江戸期になって写された鐚和同2枚セットでご案内させていただきます。

中字の大様、中様、小様。。小字 につきましてはで詳細説明いたしておりますのでご覧ください。

http://ameblo.jp/wadou708/entry-11499967324.html

中字中様 ですが、いわゆる標準銭と呼ばれるものです。

中字の標準的サイズは24.5mm前後ですが、磨輪度合いにより多少のばらつきはございますため、これまでは小様とも中様ともとれる中間的サイズの個体は分類に苦労いたしました。
しかしながら文字のサイズや、銭文径などは一定ですので現在は銭文径を厳格に計測し分類や鑑定をいたしております。

文字サイズなどから中様銭であると断定させていただきました。

これまで銭径とわずかな文字の質で大様、中様、小様と分類してまいりましたが、今後はミクロ単位での計測が可能になりましたので、状態の悪いもの、銭径サイズ不足銭でも大様、中様、小様の分類が可能となりました。

沖ノ島銭のほうはご覧のとおり最高品位のものです。


もちろん1300年の年月を経ているものですので現代貨幣のようにはまいりませんがおそらく和同開珎といたしましてはトップクラスです。
皇朝銭入門者ばかりではなく上級者にも十分ご納得いただける逸品です。

おまけの鐚和同ですが、こちらは江戸期に入り写し銭として作られたものです。


組成は皇朝銭期のものとは明らかに異なり亜鉛などが検出されるほか微量元素の含有比率が全く異なりどちらかというと寛永通宝などと近いものとなります。

ほんの僅かな組成の違いで金質は全く異なって見えます。

皇朝銭のカサッとした金質、江戸期のしっとりと艶やかな金質の違いを実感してください。

鐚和同のほうはあくまでも江戸期の写し銭で、皇朝銭ではございません。

細分類  新和同開珎 中字中様 沖ノ島出土銭
外縁外径  24.78-24.71    mm
外縁内径  21.28   mm
縁幅比 0.086
縁厚     1.50-1.45    mm
内厚     0.80-0.70   mm
量目     3.75    g

分類  鐚和同開珎 中字写し (江戸期鋳造銭)
外縁外径  24.74-24.68    mm
外縁内径  20.70   mm
縁幅比 0.084
縁厚     1.35-1.20    mm
内厚     0.81-0.92   mm
量目     3.72    g

(素人による簡易計測のため多少の誤差はご了承ください)