神功開宝 力功不力 エラー銭(欠字) | 和同開珎ー皇朝銭専科のブログ

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今回は 神功開寶 の中より 力功不力 のエラー銭 (欠字)をご案内させていただきます。 


神功開寶は 
刀神功 と 力神功
 に大別されることはこれまでご説明させていただいてまいりましたが、今回のものは功の字は力ではなく間違いなく刀、、、、なのですが、分類上力神功類のに分類されるものです。
刀なのに力神功とはどうにもややこしいとお思いかと思われます。
本種が力神功に分類されることは開の字からもはっきりとわかります。
これまで再三ご説明してきました通り力神功の開の字は不隷開となります。
本銭も開の字は不隷開です。
このようなことから本種は力神功に分類される種であると言えます。
恐らく当初は刀ではなく力で作られるはずだったものが何らかの理由で刀に修正されてしまったのでしょう、、、
全ての神功開宝の中で力神功なのに明らかな刀である種は本種だけです。
もちろん逆、、刀神功なのに力、、、と言うものも存在いたしません。
非常に珍しい種であるといえます。

同時出品ののものと細部を比べてみてください。


本銭の特徴をいくつか挙げておきます。

功の力部が刀です。
ですが、分類上は力神功に分類されるものです。
従いましてお約束の開の字は不隷開となります。

神のネの頭点、開の門右側の日の中引き、宝の右上点、(追加画像の黄丸部)の3箇所が湯不足によるものか、それとも原型そのものの不良のためか、欠落いたしております。

1点欠落や、ス穴の開くほど湯不足銭での文字欠けは比較的容易に発見することが出来るのですが、ス穴のない完全な個体で、しかも3箇所も文字の一部が欠落した個体は極めて稀で、私も本銭が初めてです。
本銭の場合、欠落しやすい点部のみ3箇所ですので、原型の劣化による欠損の可能性も否定できない極めて貴重な第一級の資料です。
もしかすると功字の力部が本来の力から刀に変わったきっかけになった原型なのかもしれません。


神功開寶の中では比較的スタンダードなタイプとなりますが、このエラーは本当に貴重でこれまで見てきたどんな欠字より珍しいものです。



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