初恋の人を今でもずっと探している

ある日人ごみの中でばったり会えるかも!

なんて毎日期待しながら

あなたが街を離れてから3年が過ぎた

その3年間 私は一生懸命勉強して就職できた

でもあなたのことは1秒たりとも忘れたことはない

なぜならあなたは私の想い人だから

その想いは実らないって分かってる

でも忘れられないんだ

星野「はぁぁ」

この会社に勤めだして5ヶ月目。 今の環境にはとても満足している。話しやすい友達できたし、上司も美人で優しいし。給料もそこそこ貰っている。

星野「でもなぁ」

物足りない。想い人と3年も会っていない。

飛鳥「どうしたんだよ、みなみ。」

この人は齋藤飛鳥。私と同期で隣の席の子。

星野「何もないよ〜」

一応会社では常に明るいというキャラでやっているため、元気に振る舞う。

飛鳥「何もないって顔してないよー」

星野「やへへよー あふかー」

飛鳥が私のほっぺを伸ばしてきた。

飛鳥「ま、元気出しなよ。はい、弁当買ってきたよ。」

星野「わぁ、ありがとう!飛鳥!」

飛鳥と話してる時間、この時間が唯一あなたのことが忘れられているような気がする。完全に忘れてはいないけど。

飛鳥「ていうか時間!あと10分しかないよ!」

星野「そうだ!少し早く会議始まるんだったね!」

飛鳥「うん  早く食べよう。」




会議が終わり、今日の仕事も終わる。すると、桜井部長から

桜井「明日から本部の人が1人  転勤してくるからねー。  席はみなみちゃんの隣ね。」

星野「えー! 急すぎませんかー?」

桜井「しょうがないじゃない。私だってさっき聞いたんだから」

どんな人が来るんだろう。

面白い人がいいな。

少しでもあなたのことを忘れられるような人がいいな。

そう願って私は飛鳥と一緒に会社を出た。