知らぬがほとけ | 大阪・北区 曽根崎 和処 Re楽 女将の日記

大阪・北区 曽根崎 和処 Re楽 女将の日記

大阪・北区 曽根崎にあります和処 Re楽です。
寿司職人、ホテルの料理長の経験を持つオーナーシェフ自慢のお料理と次の世代につなげたい想い、おもてなしの心についてブログを書いています。

女将の由美子です。

 
「知らぬが仏」この言葉が頭に浮かんだ出来事がありました。

 
知らぬが仏の意味を調べると、
 
 「事実を知れば感情に振り回されることも、知らなければ仏のように心おだやかでいられる」
 

「事情を知らずに平然としているさまをあざけったり、知らないのをいいことに責任逃れをする意味としても使われる」とあります。

 
 
ん~ちょっと違うかな?
 
 
昨日、お寿司をご注文されたお客様がお帰りの際に、「お寿司のシャリがちょっと温かったよ!」とのお言葉。


 
 
褒められていると思い、「ありがとうございます」と言った私に、びっくりした顔をされ、「シャリはよく冷まさないと!」「温かいシャリの寿司なんて初めて食べた!」「味は良かったけど。」
 
 
ん~
 
お連れさまもいらっしゃったので、
 
 
「申し訳ございません」「ちょっと、ぬくかったですか。。。」と言ったものの
 
 
シャリは【人肌のあたたかさ】と決まっているのですが←心の声
 
理由は、ネタの旨味が増しますし、冷えるとシャリが硬くなってしまうからです。

シャリが温かいのは、少しでも美味しい寿司を食べて頂こうという、職人の想いが入っています。
 
 
その時に一瞬浮かんだのが「知らぬが仏」という言葉。
 
今回は、「言わぬが花」で済ませましたが、次回来られたら、やんわりとお伝えしましょう。
 
 
寿司ってみじかな食べ物ですが、寿司の本当の食べ方を知ってる人は少ないな~とつくづく感じます。
 
 
私が行っている「和食の作法講座」の最後に寿司の美味しい頂き方を必ず入れる理由がここにあります。
 
 
私も、もっと寿司の食べ方を発信していかねばと反省です。
 
 
もし、お寿司屋さんで、温かいシャリが出て来ても怒らないで下さいね。
 
熱すぎるのは困りますが…
 
大阪・地下鉄(谷町線)平野駅
⑤番出口より約90秒!

 和処 Re楽(りらく)

【営業時間】
ランチ 11:00-14:00(LO13:30)
ディナー 17:00-23:00(LO22:00)

【定休日】毎週火曜日 【アクセス】

【ご予約・お問合せは気軽にどうぞ】
電話06-6708-3405