仕事で日光に行くことが多くなって、東武スペーシアを利用するようになった。元々、日光は釣り仲間と湯川や中禅寺湖、鬼怒川、大谷川と通った場所であり、知らない土地ではない。仕事で行くので、スマグラーを忍ばせて行くわけにも行かないが、どこか心は旅行気分で楽しい。目的の任務を遂行した後は、一杯飲みたくなる。帰りの電車の終着駅は、浅草である。

東武浅草駅近くに神谷バーはある。バーと聞くと薄暗く、しんみりとしたイメージが先行するが、神谷バーは大衆的なビアホールで、食べ物も充実している。

雰囲気はこんな感じで、ざわざわしている。入り口で、飲み物とつまみを最初に口頭で幾つか注文して、席に着く。

大衆的な雰囲気と歴史を感じながら待つのがいい。

私は生ビールに煮込みとカニコロッケからスタート。追加は席に座ったまま、ホールの方に声をかけて、その場で現金で払う。私はいまだに現金主義なので、何でもカードで精算しないが、カードしか持ち歩かない人には大変かも。(もしカード精算できたら私の認識不足です)でも、私はそれが逆に好きである。

追加で黒ビールと唐揚げを頼んだ。王道でしょ!しかし、神谷バーと言えば、名物は「デンキブラン」。

右側のカクテルグラスのやつ。デンキブランはブランデーベースのカクテルで、他にジン、ワイン、キュラソー、薬草、後レモンも入っているのかな。詳しくは店のホームページで確認していただきたいが、結構強いカクテルである。私は元々ブランデーが苦手なので、あまり頼まないが、記事を書くために飲んでみた。これを当時の人々は飲んでいたんだな。ちなみに受け売りだが、デンキブランの「デンキ」に意味は無いらしく、あるとすれば、当時、最新の何か凄いものを「電気◯◯」と呼んで楽しんだらしく、衝撃的なブランデーカクテルという意味で「デンキブラン」という説も有るとか無いとか笑。そんな歴史を感じつつ、私は日光出張の帰りに、神谷バーに寄るのを楽しみにしています。