私の母(71)は認知症です。
私がその症状に気づいたのは2020年の4月。
でも今振り返ると、2020年の3月にはもう症状は出ていました。
看護師とケアマネージャーの資格を持っていた母。
職場はライフステージに合わせて、何度か変わったけれど働くことは決してやめなかった母。
そんな母が2020年の3月に、ついに仕事を辞めました。
70歳になり体力的にも精神的にも流石にシンドかったみたいです。
最後の出勤日、母からこんなメールが。
"実は"って。
内緒にしていたつもりだったんだろうか。
これは認知症の症状ではなく、私の母の独特な表現方法だと思われます(笑)。
ちなみに私は実家を離れて神奈川で暮らしています。大学卒業してからずっとなので、かれこれ15年くらい。
と、いうわけで働くことをやめた母。
それと同じ時期に、25年ほど暮らした実家(借家)から引っ越さなければならない事態に。
大家さんから建物の取り壊しによる立ち退きをお願いされ、渋々(?)納得した母。
引っ越しの期限は4月中、とのこと(たしか)。
新型コロナウィルスの感染者数が増えていく中、万が一のことがあってはいけないと思い、帰省することを控えていた私は、メールや電話で母の愚痴や困り事を聞いていました。
今思えば、しっかり感染対策をして帰っていればよかった。
それで何かが変わったかどうかはわからないですけど。
突然決まった引っ越しの準備。
なかなか引っ越し先が決まらなくて、色々な人に相談して。
でも決断できなくて、結果的に色々な人の意見が渦巻いてしまって、
こんなメールが。
”思考がおかしくなっている”
これまで、母からは1度も聞いたことがない言葉でした。