汗には「良い汗」と「悪い汗」があるのをご存知ですか?
健やかな良い汗をかくための手軽なトレーニングをご紹
介します。
働きを高めてサラサラの汗に!
日本の各地で、毎年「猛暑日」の日数が更新され、屋外
と屋内の温度差は開く一方。この温度差で、私達は“良
い汗”をかきづらくなっているのです。
人は汗をかく事で体温を調節し、健やかな体を維持して
います。汗を出しているのは「汗腺」という皮膚にある器
官で、自律神経に支配されています。汗腺はまず血液か
ら血漿と言われる液体を汗のもととして汲み出します。
その後、体にとって大切なミネラルなどを血管に戻し、残
りの水分を汗として体外へ排出する。ろ過機能の役割を
果たしているのです。
汗腺の働きが活発なら、汗はきちんとろ過されて、サラサ
ラの良い汗になリます。しかし、冷房のきいた部屋にばか
りいると、汗腺の機能が低下。ろ過する機能も弱まって、
ベタベタの悪い汗になります。これが夏バテや熱中症を引
き起こしす一因になるのです。
汗をかくほど、汗腺の機能は高まります。サラサラの良い
汗をかけるよう、汗腺を鍛えるトレーニングをやってみまし
ょう。
*良い汗とは、蒸発しやすく、効率よく体温調節ができる。
★サラサラして水に使い
★匂いが少ない
★汗をかくスッキリする
悪い汗とは
*体温調整しにくく、一緒にミネラル類も排出してしまい、
夏バテや熱中症を起こしやすい。
★大粒で粘度がありベタベタしている
★匂いが強い
★汗をかくと不快感がある
良い汗をかけるようにトレーニングしましょう。その方法は
1入浴
手足高温、微温半身浴、クールダウン
2有酸素運動
行うと自然に自律神経のバランスが整う呼吸法になると
言われています。
3生活習慣の工夫
冷房の設定温度は低くしすぎないように、皮膚温度が下
がった状態で暑い戸外に出ると自律神経に不調をきたす
場合我多くなります。
4食生活の改善
キンキンに冷えた飲み物や食べ物を口にすると、口の中
の冷気センサーが反応して、汗が急に止まってしまいます。
冷たいものばかりでは無く、ショウガ、ネギ、根菜類等体が
あたたまる食材も積極的に取りましょう。
5水分補給
一般的に、人の体から出ていく水は一日で約2~2.5L
(尿:1~1.5L、不感蒸泄:約900ml、便:約100~200ml)。
夏場は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がける必要があ
ります。
ただし、一度に沢山の水分を摂取してもうまく吸収で無いので、
少量ずつ、こまめに補給しましょう。
皆さん今年の夏は良い汗かいてで元気に過ごしましょう!