美味しい食事に欠かせない「塩」、しかし塩分のとりすぎは

体にとって決して好ましい事でないことは皆さんご承知の

とおりです。


成人の一日の平均塩分摂取量は「男性11.1g」、「女性

9.4g」、塩分摂取量の目安とされている「男性8g未満」、

 

「女性7g未満」(高血圧患者はともに6g未満)よりも3g程

摂りすぎています。減少傾向ではありますが、それでも日

 

本人の塩分摂取量は多く、WHO(世界保健機構)が推奨

している5g未満には程遠いのが現状です。

 


摂りすぎは害となる塩分ですが、下記の通り体の様々な

機能維持に不可欠で、一日の最低必要量は約Ⅰ~2gと

 

言われています。適量な塩分をとった場合に体に及ぼす

効果として

 

・食物を消化する消化液の成分になる。

・栄養素の吸収を助ける。

・体液の浸透圧を維持し、細胞の機能を保つ

・体内のPHバランンスを整える。

・神経刺激を伝達する。

 

悪者とばかり思われがちな塩分ですが、このような効果が

あり健康維持には必要不可欠な成分です。悪いのは「摂り

すぎ」、余分な量を減らすという意識が大切です。

 

減塩の効果例として筆頭に来るのが「高血圧」ですが、だ

けではなく脳卒中、心筋梗塞、骨粗鬆症、むくみ、胃がん

 

リスクの低下等、1gの減塩でも健康維持に効果が現れる

事がわかっています。

 

普段の食生活を振り返り、食材、調理方、食べ方を工夫し、

無理のない範囲で始め、継続する事を優先し実行してみ

ましょう。

 

一食1グラムを目標にすれば、1日3gの減塩になります。

家族みんなで取り組み、健康で幸せな生活をゲットしまし

ょう。


*減塩方については皆さんご主知のとおり、健康に関す

  る書籍等で多く紹介されています。自分に合った方法(こ

  れならできそうだと思われる方法)を

模索し、実践してみて下さい。