「タケちゃん、ミンナどんな感じ?未だ収まり付かないの?」
ん~ん??真実の実家から来た一同さんが寝静まった後、久しぶりに真実が神妙な顔をして現況を問いただせる。
こんな一番危ないときに帰ってこなくたって・・・といいたいところであるが、危険を察知して明日また実家に帰郷するというのも真実の実家の世間体なものも考えると正直には言うか悩むところだが、そこは自宅を襲撃されたり発砲事件を目の辺りにした夫婦関係である。
危険な目にあわせるのであれば正直に話した方がよいであろう?
そう思って、元警視庁の本橋と会った時の話をした。勿論真紀子の話を飛ばしでだが、、、
「宮尾会長も心配していたよ。“奥さんも子供が生まれたのだから、昔みたいな苦労はしない方が良いて”気遣いをしてくれるのは嬉しいけど、会長とタケちゃんじゃ差がありすぎるから、マダマダ苦労はさせられるって返事はしておいたけど」
九州一路会の宮尾会長と真実とは、気軽に本音を話し合えるメル友であった。
組織の長ともなれば相談事などを人に話しが出来るわけもなく、自ら即断即決を迫られるからストレスも大変なものであろう。
そういうストレスが溜まったときに、真実とメールして平常心を保つというが、このメールのやり取りは絶対に真実は俺にも見せることが無く、秘密厳守ということだからどんなことを話しているか知ぬ事である。
「山中さんが、本当に困っているような状況だったらどんな手助けでも惜しまないって言うから、一度相談してみたら?」
朝方まで、様々な話をしていたら眠そうな顔をして真実が最後に言う。
「ん~ん、、、まあ少し落ち着いてからね?」
宮尾会長クラスになると流石に話し辛いしな?ハッキリと結論が出ないままお互いの寝室に別れた。
ピンポ~ン
朝も早くから、真実の両親に起され無理やり朝食を食べさせられて居るときに、またもや玄関チャイムが鳴る。
こんな朝っぱらから誰だよ!表情には出さないが、内心ムカつきながらモニターテレビを見ると30人を超える警察の姿である。
最悪だな?真実の実家から両親が来ているときに。。。。
「山中武。銃刀法違反の容疑で家宅捜査の礼状だ!良く見ろ!おう!タケシ手前!殺しの容疑もあるからな!ガサだけで終わると思うなよ!刑務所に一生ぶち込んでやるからな!」
夫婦揃って見慣れた警察のガサ入れであるが、真実の両親、姉夫婦はテレビドラマでした見たことが無いであろう?
自分の娘の家に警察が来ることに、大変なカルチャーショックを受けているらしく、一瞬にして憔悴した顔になっていくのが解るくらいである。
「ちょっと!そこは私の箪笥だから、そこは子供のものでしょ?アンタ達少しは頭を使って仕事しなさいよ!他をガサするんだっから別に令状出しなさいよ!それが無いんだったら私の部屋はガサの対象外でしょ!」
そんな両親の思いも知らず、警察に対し強行に歯向かう気丈に立ち振る舞う真実であった。
