2007年頃、一昔前、タイの芸能ゴシップサイトに、一番かわいい日本のグラビアアイドルは古崎瞳さん(じゃけぇ)という記事があって、タイ語に興味を持たれた方も多かったのではないでしょうか。

タイ語はわからないけど、翻訳サイトとかアプリで、日本語はタイ語に、その逆もできる時代ではあります。
ありますが、文法的な事が全くわからないと正しく訳しているのかという不安や、単語を入れ替えての応用が効かないという制約に、情報収集やコミュニケーションが妨げられてしまいます。
こんな時に文法参考書があれば、という事でお試し買いしたのが、この本!

THAI reference grammar 
the structure of spoken Thai  

タイトルの通り、タイ語口語の文法解説書で英語で全443ページの圧倒的分量でタイ語の文法を解説した本です。
本来的に中級・上級者向けなので、タイ文字についての説明はありませんが、
文法上重要な単語ごとに例文、英語訳、タイ文字とラテン文字の音訳がセットなので、タイ文字に挫折せずに読めます!

本の構成をみていきましょう!

1.fundamentals
まず代名詞の列挙。英語と違って、例えば私という意味の言葉がいくつもあって、どう使い分けるかを解説
次に文の構成。中国語のようなSVOか、タガログ語アラビア語のようなVOSか、日本語式のSOVかというと、基本的なタイ語の文は、まずトピックが最初にきて主語・動詞の順。そのためトピックが目的語なら目的語が先にくる、といった説明。
文や単語プレフィックスの解説


2.referring to things
英語でit,thisなどの物を言う場合はタイ語でどう言うか

3.referring to people
someone,who など人について言う場合はタイ語でどう言うか

以下このような切り口で、英語からタイ語についての解説が続いていきます。

巻末に、タイ語の索引がついていて、タイ語の単語から逆引きで対応する英語の意味や文法機能を探せるようになっています。

機械翻訳したタイ語のチェックしたいときや、ちょっと見聞きして覚えた単語を深掘りしたいときに役に立つ本です。

余談ですが、某タイ語の芸能ゴシップサイトは、秋篠宮殿下の不倫騒動の記事を出した直後に閉鎖されてしまいました。
ちーん😭じゃけぇー