カイロで大好きだった場所のひとつが「ムハンマド・アリ・モスク」。

カイロ市東側のイスラーム地区の南側にあり、モカッタムの丘と呼ばれる高台に位置する。ナイル側沿いの高級ホテルの高層階からも、目にすることができるだろう。

実はそんなに古くはない。

建築が開始されたのは1842年で、日本では、大政奉還が1867年だから“幕末”時期にあたる。

1862年には、福沢諭吉など徳川幕府の遣欧団が、ヨーロッパ派遣の途中、スエズに足を踏み入れ、カイロとアレキサンドリアを訪問しているので、その時にもここを訪れたかもしれない。

きっとこんな会話が交わされたんじゃないかな。

「これってあれだよね。江戸城みたいなもん?」
「うーむ、どっちかゆうと、川崎大師とかじゃねえか?」
「日光東照宮のほうが近い気がするけど・・・」
「まっいっか、なんでも♪ 早くヨーロッパ行こうぜ」

このモスク、ムハンマド・アリ朝で城砦として使われていたシタデルの一画にあった。見上げると、高い城壁に囲まれ、“王城”という風格を持つ。非常に広いエリアで、かつ面白い場所なので、ちょっとずつ紹介していこうと思う。


>>続く


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