きゃっ苦手!という方は、
こっちへ避難

さっきの少年の任務は、羊をチョイスして連れてくること。そうするとトサツ担当が、イスラムの決まりに乗っ取って羊を処理・解体する。

天井から吊るされた羊。

まるで洋服をぬぐかのように、つるつるっと皮が剥かれていく。手際よく腹を縦に裂くと、中から臓器をとりだす。

そして小腸?何メートルもある白い紐がスルスルとりだされ、毛糸のように束ねられ、一端が軽く結ばれた。

・・・シュールだ。

すぐ横では数十匹の羊がほのぼの餌を食べている。
そのうちの一頭を子供が引っ張ると、さすがに身の危険を感じるのか抵抗の素振りを見せるが、他の羊達は全くおかまいなし。

もぐもぐ。
うめーよ、これ。
もう腹いっぱいだな、俺。


・・・もしかして、羊は頭が悪い?

2~3mの距離で仲間が首をはねられたら、動物の本能として生命の危険を感じそうなものだが。まあ自分らだって、一歩先の闇に気付かず生きてるけどね。


「・・・なんかお腹すいてきちゃったね」
「そうだな。なんか食いに行くか」


そうして、自分とEはらくだ市を後にした。(完)

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