エジプトと日本、
どっちが広い?

エジプトの国土は約100万平方kmで、日本の2.7倍もある。人口は?というと6,920万人(2003念1月)。日本の人口が1億2,761万人(2003年10月)だから半分ちょい。
つまり人口密度が低いのね・・・というとそんなことはなく、全国土の90%(本によっては97%)を砂漠が占めているので、人が暮らすことのできる場所はナイル河沿い、下流のデルタ地帯、あと砂漠にいくつかあるオアシスだけだ。

エジプトに暮らしていると砂漠を見る機会は多い。カイロも大都市とは言え、ちょっと高いところに上れば、東西に広がる砂漠をすぐ目にすることになるし、バスで少し行けばすぐに砂漠との境目にでてくる。「グリーンベルト」という言葉を実感するのだが、あるラインまでデーツ(なつめやし)の木が生い茂っているかと思うと、次の瞬間、いきなり赤っぽさのある荒涼とした風景に変わる。その境目はくっきり、まっすぐで、日本人の感覚からは砂漠以上に「なんでここでいきなり変わるの?」ということのほうが不思議だ。

ナイル河沿いでも、都市があるところ以外は、川沿いの緑地帯は本当に狭く、砂漠の中をナイル河が流れているように見えるところもある。なので都市間をバスで移動しようとすると、それは砂漠ロードの旅となる。

オアシスに向かうバスももちろん砂漠の中を走る。昔滞在していた時に、クリスマスをファラフラオアシスで過ごしたのだが、そこへ向かうバスが恐ろしくおんぼろで、車中なのに砂まみれ、口の中をざらざらさせながらアエーシ(薄焼きの丸いパン)を食べていた記憶がある。しかも帰りは砂嵐で道路がなくなってしまい、オアシス缶詰になりかかったのだが、その話は後日。

写真はアスワンからアブシンベル神殿に向かうワゴン車の中。夜明け前に何人かの観光客をピックアップしてアスワンを出発、砂漠の中で夜明けを迎えた。それこそ地平線に囲まれて地球が丸く見える場所での日の出。なかなか感動だ。
・・・といっても、暑い国なのでさほど「日の出」に喜びを感じるということはなく、むしろふと涼しい風が吹く「日没」にやすらぎを覚える。


外務省>各国・地域情勢>エジプト・アラブ共和国


>>続く


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