はじめに

よくSSDをクローンしようとすると、A○MEIやMiniT○○lといった胡散臭いソフトウェアが出てきます。

あいつらは「無料!○○万人が使用!今すぐダウンロード!」と勧めてくるくせに、いざクローンしようとすると、

 

「無料でやらせると思ったか?w ざまあww クローンしたけりゃ有料版買えよww ケチ野郎がww」

 

という感じですよね。

 

決してケチなわけじゃないのですが、そんな乱暴なC国製ソフトに金を出すことに対し、拒絶反応が起こるわけです。

 

そこで、Windowsの標準機能のみでクローンしてみよう、というお話です。

個人の備忘録の要素が大きく、ネットの情報の断片をつなげた記事なので、間違いがあったりうまくいかなかったらごめんなさい。

 

なお、マネして失敗しても責任は負いませんし負えません。

よろしくお願いします。

 

必要なもの

1. ソース元(読み込み元)となるWindow PCおよびHDD/SSD
2. ターゲット先(書き込み先)となるHDD/SSD

3. ソース元と同容量 or 大容量 のリムーバブルディスク
 (外付けHDDやSSDがおすすめ)

4. 8GB以上のUSB

5. 時間(数時間ほどは見たほうがいい)

おおまかな手順

1. ソース元となるWindows PCの回復ドライブを作成する

2. ターゲット先となるドライブに物理交換

3. 回復ドライブを用いてクローンを作成する

4. パーティション拡張・回復パーティション作成

 

 

要は本来PCやCドライブが壊れた時に使用する回復ドライブを用いてディスクをクローンするわけです。

Windows 8以降の場合、BIOSにプロダクトキーが内蔵されているか、

Microsoftアカウントにプロダクトキーが紐づけされているので、

同一PCでのクローンであれば新規のプロダクトキーは不要です。

 

作業手順

下準備:回復ドライブを書きためのリムーバブルディスクのフォーマット

回復ドライブは、NTFSフォーマットである必要があります。
特に市販の外付けSSDは、exFATであることが多いため、必須の工程です。
もとからNTFSだとしても、余計なデータがあるとエラーの原因となるので、必ず行いましょう。
 
 
1. 外付けドライブをPCに接続
 
2. スタートボタンを右クリックし、「ディスクの管理」を選択
 
3. ディスクの管理画面から、リムーバブルディスクを選択する
 
4. フォーマットの設定を行う。
 
ボリュームラベルはお好みで、
ファイルシステムを「NTFS」に
 

 

 
5. 確認画面が出てくるので、「はい」を選択
※もとのデータは完全に消えるので、必要に応じてほかのPCやドライブにバックアップすること。
 
※時間がかかるので30分ほど放置
 

バックアップの作成

1. 検索ボックスに「コントロール パネル」と入力
 
 
2.「バックアップと復元(Windows 7)」を選択
 
 
3. 「システム イメージの作成」を選択
 
4.「ハードディスク上(H)」から先ほどフォーマットしたドライブを選択し、「次へ」をクリック
 
5.「バックアップの設定を確認します」と出るので、
 バックアップの場所のドライブおよびCドライブが内包されていることを確認し、
 「バックアップの開始」を選択
 
6.「バックアップを保存しています...」という画面まで来たら、放置
(書き込むドライブの速度と、Cドライブの容量によるが、256GBの書き込みで1時間はかかる)
 

回復ドライブ / システム修復ディスク の作成

どちらもOSのISOファイルに、そのPCのドライバとライセンス情報を入れたものですが、対象とするメディアによって名前と手順が異なります。
 回復ドライブ→USBメモリーに書き込み
 システム修復でディスク→DVD / CDに書き込み
 
今時DVDを使うやつなんていないでしょうから、今回はUSBでの手順を載せます。
 
1. USBを用意
8GB以上のUSBメモリーを用意します。
 
2. 回復ドライブの作成ツールの起動
検索ボックスに「回復ドライブの作成」と入力し、検索結果から「開く」を選択します。
 
2. 回復ドライブの作成
システム ファイルのバックアップは行ったので、チェックを外しておきます。
 
 
3. ドライブの選択
ドライブがUSBメモリーになっていることを確認し、「次へ」を選択します。
 
4. 確認画面
ドライブがフォーマットされることを確認してきますので、問題なければ「作成」を選択します。
 
ドライブの作成は5分ぐらいで終わりました。
 

ターゲットドライブ(書き込み先)の下準備

0. SSD / HDDケースの用意
ノートPCで2ドライブ以上刺すことのできない場合は、HDDまたはSSD用のケースを用意します。
これにぶっ刺して初期化します。
なお、余ったドライブもこいつがあれば有効活用できるので、おすすめです。
 
デスクトップPCの場合は、空いているm.2スロットやSATA端子に、ドライブを接続します。
 
1. diskpartの起動
検索ボックスに「diskpart」と入力し、「管理者として実行」を選択。
 
2. diskpartによるドライブの初期化
以下のコマンドを実行する。
 
  • listdisk : 接続されたディスクの一覧を表示
  • select disk : コマンドを実行する対象のディスク(ここでは書き込み先のドライブ)を選択する
  • clean : 選択されたディスクを初期化する
  • Convert GPT : 選択されたディスクをGPT形式に変換する
これらを交換先のディスクに行ってください
 
3. ディスクの管理を開き、ドライブが「未割り当て」の状態になっていることを確認する。
 

Cドライブの交換

ここで、古いCドライブを新しいドライブに物理交換します。
PCごとの分解方法は知りません。自分で調べてね。
 
例:ThinkPadの場合(他PCでも基本一緒)
1. スタートメニューでShiftキーを押しながらシャットダウンを選択
(Tips:Shiftキーを押しながらシャットダウンをすると、完全シャットダウンとなります。)
 
2.充電ケーブルを抜いた状態で起動し、F1キーを連打し、BIOSを起動
 
3.「Config」→「Power」→「Disable Built-in Battery」より、内臓バッテリーを無効化する。
 
4. 背面のネジを緩め、ギターピックなどを隙間に差し込み、爪をパキパキと開ける
5. バッテリーのコネクタを外す(私は特殊な訓練を受けているので外しません)
6. SSDを交換する
7. バッテリーのコネクタを指す
8. 蓋を閉める前に電源を入れ、通電・BIOSによるSSD認識確認
9. 蓋を閉めてねじを締める。
 
 

クローン作業

下準備が終わったので、実際にクローンを行っていきます。
 
0. boot順の変更
BIOSで起動順序を変更します。これは各社BIOSで異なるので、割愛しますが、回復ドライブのUSBが上位に来るように設定またはブート選択を行います。
 
1. Windows Boot managerの起動
メーカーPCでは、OSがなくてもWindows Boot Managerが起動する場合があります
自作機などでWindows Boot Managerが起動しない場合は、先ほど作成した回復ドライブのUSBを差し込み、起動させます。
 
起動したら言語選択およびキーボードの選択が出ますので、日本語/IMEを選択します。
 
2. トラブルシューティングを選択
とりあえず「トラブルシューティング」、または「詳細オプション」を開いてください。
OSのバージョンや機種によっては別の選択画面となる場合があります。
 
 
 
3. 詳細オプションと出ますので、「イメージでシステムを回復」を選択します。
 
4. コンピューター イメージの再適用
ここでバックアップを取ったドライブ(外付けSSDなど)を接続し、「利用可能なシステム イメージのうち最新のものを使用する」からそのドライブが選択されたことを確認します。
 
5. 「完了」を選択し、実行。
 
6.後戻りがなければ「はい」を選択
 
7. 数分から数時間かかるので、放置します(1時間が目安)
 
 
8. 完了したら再起動されます
 

パーティションの拡張と回復パーティションの作成

そのままでは丸々パーティションを移行した状態なので、空きドライブができています。これを拡張します。
 
ディスクの管理を見てもらえばわかると思いますが、Cドライブの後方に回復ドライブができているかと思います。
その場合は、そのままではCドライブの拡張ができないため、回復パーティションを一度削除します。
 
※スクショ撮り忘れたのでイメージ図
 
1. コマンドプロンプト管理者権限で実行
 
2. 回復環境の無効化
  • reagentc /disable : 回復環境を無効化
 
3. diskpartによるパーティションの削除
  • Diskpart:diskpartを起動します
  • List Disk:ディスクリストを表示します
  • Select Disk 0:回復パーティションのあるディスクを選択します
  • List Partition:ディスク内のパーティションリストを表示します
  • Select Partition 4:回復パーティションのあるパーティションを選択します
  • delete partition override:選択したパーティションを削除します
※ディスク番号とパーティション番号が異なる場合があるので、確認してその都度変更してください。
 
4. Cドライブの拡張
  • List Volume:ボリュームリストを表示します
  • Select Volume 1:Cドライブのあるボリュームを選択します
  • extend:Cドライブを最大まで拡張します
 
5. 回復パーティションの再構築
  • shrink minimum=1000:ディスク後方に1000MBの未割当領域を作成
  • create partition primary:未割当領域にプライマリパーティションを作成
  • format quick fs=ntfs label=Recovery:作成したパーティションをNTFS形式でフォーマットしボリュームラベルをRecoveryに変更
  • set id=de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac:回復パーティション固有のIDを付与
  • gpt attributes=0x8000000000000001:回復パーティション固有の属性を付与
  • exit:Diskpartを抜けます
 
6. 回復環境の有効化および確認
  • reagentc /enable:回復環境の有効化
  • reagentc /info:回復環境の状態確認
 
7. ディスクの管理を表示し、確認する。
 
無事Cドライブが拡張されていることが確認できました。
Dドライブへのパーティション分割は自身で調べてください。
 

拡張後に注意すること

1. 必ず古いドライブ(ソース元)は、一か月はフォーマットせずに保管すること
ブート失敗した場合やエラー吐いた場合に、これがないとデータが消え去ります。
うまくいったとしても、しばらくは保管しておきましょう
 
2. ソフトの動作を確認する
ソフトによっては、ライセンスの再認証が必要だったり、再度ログインを求められるので、一つ一つ起動して確認してください。
うまくクローンできてなくても私は責任を負いません。
 
 

まとめ

メリット、デメリットをまとめるとこのような感じでしょうか。

 

メリット

  • ソフト代がかからない
  • ほぼ確実にクローンできる
  • OSの種類を問わない(7以降なら基本の手順は同じ)
デメリット
  • コマンドプロンプトやディスクの管理も扱うので、知識が必要
  • SSD/HDDが三個、USBが1本必要になる
  • 時間がかかる
 
という感じです。
 
ソフトなしで無料でできましたが、時間と知識、あとはドライブが4つ必要ですので、正直たいむいずまねーだとおもいました。
ただ僕としてはこれならC国製ソフトによってデータが壊されたり情報が抜かれる心配もないので、安全だと思いました。