今日も一日 人柱記事です。
今回はFSA OS-115 140㎜ ±17° 、
具体的にはちょっと特殊なステムのおはなしです。
上が130㎜±17°、下が140㎜±17°です。
たかが1cm、されど1cmなのが自転車、
なんてのはこの記事にたどり着くような方なら言われなくともわかると思いますが。
どちらもメ○カリでだいたい諭吉一名を生贄にして手に入れたのですが、
売り手曰く、テイラー・フィニー選手(EFエデュケーションファースト)に供給されたものだそうです。
短○から巨○ステムまでSL-K柄で17°というOS-115が売っていたのですが、
あの巨漢の彼が巨○ステムを使うのはわかるのですが、
短○ステムを使うことなんてあるのだろうか?という疑問はあります。
「EF+バイク」とか「選手名+バイク」でググったら、
OS-115でも無地かFSA柄のものは出てくるのですが、SL-K柄のものは出てきません。
出元の真偽は不明ですがまあ正直どうでもいいです。なお恐らく現地のオークションの横流し品です。
FSAは割とチーム供給品としてデザインを変えたりするのもよくやってるので、
たまにこういった掘り出し物が出てくるのも特徴です。
OS-115自体に関してですが、私が調べた限りでは2007年のカタログにはカーボンフェースプレートのものが載っていました。
それ以前にはアルミのフェイスプレートのモデルが存在したらしいので、設計は相当古いモデルです。
価格は$138ドル前後のようです。
2007年当時のレートが小数点以下繰り上げで130円なので、17,940円だそうです。
関税とかも考えると諭吉二枚は裕に消えそうなのでそこそこ高級品にあたります。
ちなみ円安の今の値段だと20,500円だそうです。
まあ妥当か?
この120mm ±6°のSL-Kのステムも、型番上はOS-115です。
登場年としてはこの6度のやつのほうが新しいです。
フェイスプレート、ボルトは相互に流用できます。
ただ、スタックハイトは新型の方が高くなっていたり、首回りの切削が少なく少し重くなっています。
その分定価は8,000円と、まあお買い得か。
旧SL-KロゴにOS-125ってモデルもあるからそれと統一したんかなあ
それかCNCの工程省いたか
この子も私がかつて使っていたものですが
こっちは「SL-K ステム」とでもググればそこそこ情報が出てくるので直接的な話は割愛。
外観です。
割と首回りの形状が「頑張って痩せました!」感があって気に入っています。
スタックハイトは37mm。他に類を見ないレベルでアホみたいに低いです。
ていうか、この極薄スタックハイトに17°という低さと140㎜という長さの組み合わせが肝で、
アホみたいに低く遠いハンドル位置を実現しています。
これでいて見た目はそこそこかっこいいのが強いところ。
140㎜以上のステムは、他社は
〇3T(絶版)
〇KCNC allow2(重い)
〇Prime Doyenne(ダサい)
の三種が国内でまあ簡単に手に入るかなってやつです
が、
ここまでかっこいいのはこいつだけです。
あと艶消しの黒より黒光りしてるほうがかっこいいだろ!
突き出しが長くなった分、コックピット全体の剛性は落ちたように感じた私ですが、
少なくともツールで走るバイクにもついているステムである限り剛性は高い方なのでしょう。
というかステム側の剛性が高い上に、全長が長いからモーメントでコラムが撓っている気がします。
ベタ付けなので下に押したときに撓りは感じにくいのですが、
上に引いたときにちょっと撓ってるなって感覚があります。
コラムスペーサーは何㎜入れろ議論は正直気にしてないのですが
下にコラムを積んで使うぐらいならそもそもこのステム向いてないと思うし、
ベタ以外はおそらくコラムが負けて折れそうな気がします。。
逆に余計90mmとかの短い長さだと過剰剛性かもしれないです。
長さによって剛性を変えたりはしてないです。
130㎜と140㎜だからわからないだけかもしれないですが。
おわり。