学校にて作成された支援計画に

「本人の願い」

「保護者の願い」を書く欄があり

 

 

 

そこに書いた内容を見て

まるで

「わたしの願い」

「わたしへの願い」

でしかないなと気付いた

 

 

「本人の願い」

楽しいことをいっぱいしたい

想いや意図がもっと伝わって欲しい

友達が欲しい

友達と関わりたい

でも自分のペースで過ごしたい

身体をたくさん動かしたい

ダイナミックに思いっきり動きたい

みんなを笑顔にしたい

僕も笑顔でいたい

「出来た!」をたくさん経験したい

 

 

「保護者の願い」

嫌なこと、苦手なことはたくさんありますが、わたしの考えとしては、得意なことをどんどん伸ばしてくれたらと思います。そうやって自分の得意・好きに自信が持てるようになると、本人が必要と思えば苦手なことも自然とチャレンジすると思います。まずは存分に好き・得意なことで自分を表現して、「とまとらしさ」をもっと発揮してもっと自信をつけて欲しいです。みんなと違うことは良く本人もわかっていますから、その違いこそ大切な自分の個性なのだと誇りを持てるとまとであって欲しいです。

 

 

 

本人の願いの欄は

息子に意識を合わせているとなんとなく浮かんできたので

そのままを書いて

 

 

保護者の願いは

わたしが常に思っていることを書いたけど

 

 

どちらも驚くほど自分に向けての言葉でしかない

 

 

いつも息子とわたしは身体も心も

同じ課題が現れることが多い

 

 

 

それだけ共振しているということ

 

 

 

息子に願うのなら

わたしがこの願いを自分で叶えなきゃ

 

 

 

 

学校という、ルールばかりの

わたしから見たら縛られた環境で

 

自分を表現することがままならない

むしろ逆に抑えられる人が馴染む環境で

 

 

 

今現在、息子は緩やかな自由で過ごしてはいるけれど

わたしはもっと

可能な限り自由にはみ出して欲しいと思う

 

 

 

教室も時間割も教科も外も中も

机も椅子も動くも座るも寝るも

食べるも食べないも

 

自分で選べるくらいはみ出して欲しい

 

 

 

それを疎ましく思う人もいるだろうが

それはその人の価値観

 

 

 

逆に息子の存在が

「灯火」となる人もいる

そっちへ行きたいと

その明かりの方へ惹きつけられ

進む道を見つける人も

いる

 

 

 

わたしがまさにそうだった

息子はわたしの一歩前を歩き

常にわたしの不安な足元を照らし続け

その灯火に安堵と希望を感じた

 

 

 

今までわたしが生きてきた価値観を燃料に燃やしたら

きっと息子の灯火のような暖かな柔らかな灯りにはならない

 

障害児を育てることに不安を感じやすい社会のはずなのに

息子の明かりは

不思議と不安は消え希望を感じさせてくれる

心にまで届く

 

 

 

きっとそんな灯火を

探している子供たちは

たくさんいると思う

 

 

息子が特別なわけじゃないし

息子が引っ張るのでもない

ただ存在して

息子らしく思いっきり自由に表現してくれるだけで

それだけでハートに響くのだと思う

 

 

 

そんな存在を

わたしがずっと独り占めしていたらだめだ

 

 

 

わたしは絶対に息子の邪魔をしたくない

それだけは嫌だ

 

 

 

あの子は優しいから

わたしが必要としているのを察すると

ずっとわたしの灯火でいようとしてくれる

だからそれに頼りすぎちゃだめだ

 

 

あの子はあの子で

もっとたくさんの出会いと経験をしたいはず

ダウン症という個性を纏い

わたしの元に来てくれたのは

その経験ができると思ったから

 

 

 

ずっと灯火でいなくていい

 

きっとわたしからちゃんと離れたら

ちっちゃな太陽になるんじゃないかな

 

 

 

そうやって光り輝いているうちに

自分もそうなりたいと望む人たちや

光り輝いてる人たちが

自然と集まり共振し

 

 

みんなそれぞれ輝いて

たくさんの色とりどりの美しい光の塊に

なるのだと思う

 

 

 

本当はみんな

ただただ“わたし”という光を光り輝かせたいんだ

 

 

 

 

学校に行かせることに少なからず抵抗があったけれど

息子本人にも目的があるでしょうから

行こうと本人が思う限り

行かせてみよう

 

 

 

そしてわたしがもっと自由になれば

あの子は学校で

どんな自由を創造するのか

 

 

ある意味それが

とっても楽しみだから

 

 

明日も気持ちよく送り出そう

 

 

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お手伝いが好きなとまと

洗濯物を干してくれてます