性についてちょっぴり発信し始めた
とある主婦の徒然日記にようこそ。
お付き合いいただき、ありがとうございます。
いつものように気ままな更新ですが
いつもお越しくださる方も、初めましての方も、
お越し下さってありがとうございます。
私が見つけた何かから
あなたにとっての大切な何かが見つかりますように。
今日は、前回の続き、
“人間と性”教育研究協議会 障害・児者サークル 主催
障害児・者性教育セミナーin堺
からのシェアです。
いやぁ、空いちゃいましたね、日にち(笑)
相変わらずの頻度ですみません。
湿気と暑さにやられております。
さて、今日は「快」の感覚を育てるとは?幸せの最小単位てどゆこと?
と言うお話です。
全ての育児につながると思いますし、
自分を大切にすると言うことにもつながりますので、
しっかり受け取っていただけるように書きます。
「快」と聞いてイメージするのは、どんなことですか?
結構漠然としてることが多いのかな、と思うのですが、
この「快」の感覚がしっかり身についているのといないのとでは
人生の幸福度が大きく変わりますし
人や環境に左右されずに生きるかどうか
(人や環境のせいで自分がしんどいと言う人生を生きるか、自分で人生のシナリオを決めてその通りに山も谷も楽しんで生きるか)
にも大きく影響します。
当然、親子関係・夫婦関係も全然違ってきます。
セミナーで出てきたのが、
「からだにとっての快」と
「こころにとっての快」でした。
(こちらは七生養護学校の性教育実践からの引用とのことでした)
「からだにとっての快」とは
・やさしく触れられる、手のひら全体で触れられる。
・抱きしめられる。
・気持ち良いお湯の温度を体験する。
・マッサージ・エステ・リラクゼーションを体験する。
・香り、アルファ波音楽でリラックスする。
などなど
「こころにとっての快」とは
・目を見て一生懸命話を聞いてもらえる。
・気持ちを分かろうとしてくれる。気持ちを受け止めてもらえる。
・一緒に過ごす快(喜び・嬉しさ・楽しさ)を感じる。
・相手を大事にする様子を見たり、その体験を味わう。
・指示語・大きな声は少なく、優しい声かけをしてもらう。
などなど。
例として、このようにご紹介くださってました。
私は「快」の感覚とイメージしたとき、
「からだにとっての快」の方ばかり意識が向いていたな、と感じました。
「こころにとっての快」は、ちょっと思いつきませんでした。
だけど確かに、これらを実感すると心地よいと感じますし、幸せな気持ちになりますよね。何より、「大事にしてもらえている」と感じます。
で、「からだにとっての快」は自分自身の内側で体感・実感するものですが
「こころにとっての快」は、他者との関わりによってのみ成立するものです。
特別支援学校教員の方の実践報告では、
性教育の基礎として、これらを念頭にスキンシップや関わりを大切にしておられるとのことでした。
そして、「快の感覚」は、一人で獲得するものではなく、大切な誰かと一緒に獲得するものだと。
「気持ちいいね」「心地よいね」と大切な誰かと一緒に体感して獲得するもの。
これを聞いた時に、おぉ!そうなのか!!とちょっと驚きました。
おそらく大抵は、幼少期にこれらの「快の感覚」を、養育者(大抵の場合母親)と獲得するんです。
だけどそれが不十分な場合があります。
それは障害の有無に関わらず、いわゆる愛着障害(愛着の形成が不完全な状態)の人も同様です。
不十分だった場合、人は必ず生涯のどこかで「快の感覚」を獲得し直そうとします。
(愛着障害の人は大人になってもそれをやり続けます。私も散々やりましたし今でも多分やってますが、健常者の場合、からだの快に関しては自分で獲得できます。)
「快の感覚」と「愛着の形成」は密接に関係があります。
特別支援学校小学部教員の方のお話では、自閉傾向にある児童さんで、高学年になってベタベタするスキンシップを好きな先生に求めて来ことがあるそうです。
それはまさに愛着の形成を獲得する時期に入ったと言うことなんだそうです。
話が逸れましたが。。。
愛着障害のことはとりあえず置いておきます。
この「こころとからだの快」の感覚を獲得することが
愛着の形成や健全な性の感覚・行為、さらにはコミュニケーションや情緒安定の基礎になると言うことです。
もし今子育てをされているママさんでしたら、上記の「からだとこころの快」の感覚を、お子さんと実践してみられてはいかがでしょうか。
もちろん心身に余裕のある時に。
ただし、
「快の感覚が獲得できないとこの子は愛着障害になる!歪んだ性の価値観を身につけてしまう!」
などとネガティブな感情が動機となってしまう場合は、
むしろ実践しないでください。
恐れからの行動は、どんなに有益なメソッドを実行したとしても、結果は有益にはなりません。
「私も子供も、お互いの人生をもっと幸せにするために。」
何事も動機と目的はポジティブな方が、結果がポジティブになりますし、子供さんにも愛が伝わります。
(そうできない時は、心身に余裕がないと言うサインなので、とりあえず寝るか休むかした方が良いです)
普段実践できなくても、頭の片隅に置いておくだけでも、何かの折に自然とできることもあります。
あと、これは何より大事なのでデカ太文字&ハイライトにさせていただきますが。
ママさんに子育てで実践してみては?と言っておいてなんですが。
やっぱりお子さんに実践する前に、ママさん自身で「快」の経験をしっかり身に染み込ませることが真っ先に大事ですね。
特に「からだにとっての快」は、ちょっとした隙間時間に自分でできます。
自分で自分を撫でるとか抱きしめるとか、お湯の温度調整するのは、普段の生活に無料で割り込ませられます。アルファ波音楽でリラックスとかは、今はYouTubeでもあります。
香りは無料でって難しいですが。。。私、ニトリのヒノキのまな板に変えてから、毎回リラックスしてました(笑)最近香らなくなったのですが。。。そんな高くなかったと思います。
あ、でも子供の匂いって落ち着きませんか?私は落ち着くのでしょっちゅう嗅いでます(笑)しつこいと鬱陶しがられますが(笑)
こんなことを生活の中で取り組めたら、快の感覚がしっかり根付くと思うので、そうなってからお子さんに向けて取り組むことをお勧めします。
じゃないとエネルギー枯渇してせっかくの取り組みがストレスになりかねません。それは母子ともに悲劇。あと旦那さんにも悲劇。
ママさんが「からだの快」の感覚を実感できるようになったら、その実感を持ってお子さんにシェアすることで「からだの快」と一緒に「こころの快」にも取り組めますよね。
その様子を見るお父さんも、間接的に取り組無ことになるので、そこから巻き込めたら、そのうち家族で日常として当たり前になります。
そうなったら、性教育とかそんなに難しくなくなると思います。
そしてそんな家族の図は、幸せそうでしょ?
だから「快の感覚」は、幸せの最小単位なんです。
と言うわけで長くなりました。
今日は、「からだとこことの快の感覚を獲得するのは、まずママさんのからだの快の感覚を得ることから」
と言うお話でしで締めくくりたいと思います。
今日もありがとうございました。
ではまた書きます!