貴重音源レビュー:CAINS:FEEL | 俺のビジュアル道(笑)

貴重音源レビュー:CAINS:FEEL

CAINS:FEEL「LIE」
 

1.LIE

昨年、マックスむらいと「25年前に上京した時のエピソード」というトークを配信していた、違いの分かる一流芸能人でYoutuberのGacktが25年前(2018年基準)に在籍していたバンド。東京…ではなく、関西(たしか京都)のバンドでした。




…おやおや。

MALICE MIZER加入のために上京したとおっしゃっていましたが…

MALICE MIZERが25周年記念イベントを発表したからといって…


TETSUさんの後任だということをお忘れですか?



…新たな経歴詐称の可能性もありますね…


それはさておき、こちらのバンド。
ギターとベースは、後にGackt様のソロバンドのメンバーにもなるほどで、この頃の繋がりが残っていたことや、アマチュアに毛が生えた程度の活動規模だった無名のバンドが、メジャー級のプレイヤーを複数擁していたという事実に驚きを禁じ得ないです。


というわけで、とても貴重なこの音源。

ジャケットは色紙に精度の高い印刷が施されていて、コピーをするとすぐに分かりそうなものになっています。また、歌詞カードはありませんが、Pure S〇undさんのショーケースにある物も歌詞カードが入ってないようだったので、最初から入ってないようです。そう信じておきます。


肝心の音は、歌詞カードがあったところで、「LIE!」という掛け合い以外、何を歌っているのかさっぱり聞こえない極悪音質になっています。
速いビートでシャウトとメロディの掛け合いをするAメロから、ヘビー&ダークな雰囲気のパートへと移る緩急の付け方が、初期LUNA SEAを彷彿とさせる曲調で、時折前面に出てくるGackt様のボーカルも、音程のブレに若さを感じるとはいえ声量も十分。

Gackt様でもLUNA SEAぽい曲を歌っていたという、この頃のシーンの事情に従ったような曲になっているのは面白いです。


このバンドの音源は、3曲入デモテープが有名で、このデモテープは市場に出てきにくい物ではありますが、MALICE MIZERともソロとも違う、"あの頃のビジュアル系バンド"という雰囲気の楽曲は、「この人にもこんな時代があったんだな」と、妙な感慨深さを感じさせてくれる面白い作品になっていると思います。

機会があれば、是非聞いてみてください。



というわけで、マックスむらい×Gacktのトークをお楽しみください。

 

 

 

…そりゃ、この人、MALICE MIZER25周年ライブの誘い、断るわ…