以前のブログで少し感想を書いてましたが、少し練習で使い込んでみる事が出来たので、そちらの追記でアコースティックとの比較をしてみたいと思います。
そして、ワタクシその以前のブログでこのサムソノフピュアウッドで、いい加減なことを言ってしまったました。
そのブログでは、いかにもサムソノフピュアウッドがルーマニア製でOEM先が、今、話題のOPSではないかと述べているのですが、先日、ティバー主催の合同練習会に参加した際にティバーの方にお話をお伺いした所、OSPで生産された物では無く、全く別の工場で生産された物で、それは間違いでした。
事実とは異なった情報をこうゆう場に流してしまい、大変申し訳ありませんでした。m(_ _)m
唯、ティバーの方曰く、板の構成と材質は同じ、後は板厚と仕上げに違いがあるかもという事でした。
今回のブログは、その話をわかる前に下書きを済ませております。
思い込みブラインドテスト状態のレビューをご覧下さい。
ティバー
サムソノフピュアウッド 85グラム
ニッタク
アコースティック 84グラム
共に
フォア ファスタークG1 特厚
バック フライアットスピン 特厚
ファーストインプレションでは
*掴む
*5枚合板なのに飛距離が出る
*回転量が豊富
*85グラムだが、90グラムぐらいの威力のある球がでる
*打球感がソフト
*軟らかいがブロックはし易い
と感じていたのですが、2回目に使った時、下回転の球が意外と持ち上がりにくい、ソフトと思っていた打球感ですが、硬さを感じ、似通ったラケットが無い事もあり、 ピュアウッドの特性の輪郭がボヤけてきました。
*5枚合板なのに飛距離が出る
*打球感がソフト
この2点に疑問が出てきたのです。
加えて
初めての試打の後ピュアウッドの他人のレビューを見てみたいと思いネットで検索したらWRMぐっちいさんのブログにヒットし、読んでみると、
"昔のポコンポコン系5枚合板、回転かかるが飛距離の出ない"
自分とは、真逆な感想を述べられました。
そこで3回目は、比較的時間を使ってピュアウッドを練習で使えたので、自分なりにはっきりと出た答えは
弾み
ピュアウッド > アコースティック
若干、ピュアウッドの方が弾むと思います。球持ちは5枚合板なので初速が早いというより掴んで飛ぶ、弾く感じでは無いです。
飛距離
ピュアウッド > アコースティック
はっきりと、ピュアウッドの方に飛びます。インナーカーボン並ぐらいに
唯、弾いて、初速が速いという訳ではありません。球が伸びるという感じです。
回転量
繋ぎのドライブ
アコースティック > ピュアウッド
この辺は微妙です。
強打のドライブ
ピュアウッド > アコースティック
アコースティックも重い個体であれば変わってくるかもしれませんが…。バウンドしてからの伸びが素晴らしいですが。
で、疑問に思っていた
*打球感がソフト
の部分ですが、ピュアウッドは決して最近流行りの上板が硬い、スティガとかのハードウッド系ではありません。むしろ軟らかさ、粘りを感じます。
辿り着いた答えは、上板では無く、画像の芯材が硬く、弾きの強く、飛距離を稼いでるのでは無いかと…
なので、ソフトな中にも何か芯のある打球感になってると思います。そして、ブロックもし易かったです。
自身が長年アコースティックを使っていた事もあった事で、球持ちの部分で違和感を持ったと思いますが、普段、特殊素材のラケットを使ってある人に試打してもらった感想を聞くと、軟らかく球持ちも良いという感想でした。
余談ですが、後日、ピュアウッドのフォアをファスタークから球持ちの良いエボリューションMP-Xに変更すると、掴む感じ、フィーリング、ドライブの安定感は満足の行くものになりました。
そう考えると、アコースティックは唯一無二の存在ですし、(価格が高いですが(^^;;))ファスタークとの相性も逸脱してますね。トップの選手には物足りないものが、私の愛好家レベルでギリギリ扱えるもので、前陣では最強では無いでしょうか?
ぐっちいさんのレビューと食い違ったのは、木材のハンドメイド生産に近いゆえの固体差かと思います。同じハンガリー製のハンドメイドラケットOSPのレビューを見ても固体差は大きい模様。
結局、自分の感想としては
アコースティックのパワーアップバージョンにスティガのオルエボにエッセンスが加わった感じでしょうか?
*弧線が高い
*回転量豊富
*弾かずに飛距離出る
WRMのOSPヴィルトォーソ+のレビューとほぼ同じ感想です。
5枚合板の85グラムにはしては、木が詰まっている感を感じます。
ラケットの重量は、グリップの材質、形状とかにも影響されるので、ブレード自体の木の質量を参考にはなりますが、そのまま表しているものでは無いのです。
80グラム前半の個体は無いのですが、アコースティックでもう少し弾みや、飛距離が欲しい方はかなりオススメです。
アコースティックの半額で買えてしまうのですから。