吉野山慕情いつか来た山、吉野の山に日が沈む・・・ さくらの花が咲く。 ただ、それだけなのに何故か心が浮き立つ。 春おぼろに空を染め、春の陽が暮れてゆく。 吉野の山は薄紅色にいろどられ、恥らうように染まっていった。 しんしんと静かなひとときが流れてゆく絶景は、 いつまでも心を捕らえて放さず、何回シャッターを切ってもきりがなかった。