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         良寛和尚の句に

         うらを見せ
         おもてを見せて
         散るもみじ

         と言う句を読んだことがありますが・・・
         もみじの葉ばかりでなく
         もみじの木そのものにも表と裏の顔がありました。

        
         良寛和尚はこの木の存在を知っていたでしょうか・・・
         知らなくても…もし この木を見たら何と詠ったことでしょうか・・・

                                          合掌
         




         ぐねぐねとうねった枝の表面を化粧を施したかの如く
         白くびっしりと張り付いた苔や菌類が悠久の歴史を物語っているかのようでした


         昭和12年に国の天然記念物に指定されたそうですが・・・
         一体どれ程の樹齢なのか皆目見当がつかないほどの大樹でした

         品種はヤマモミジの突然変異と言われているそうです


         低い山並みに囲まれた山村の田園地帯のはずれの高台に
         威風堂々と息づいて、まるで太古の昔から村を見守ってきた守り神のような姿でした

         
         根回り3㍍・樹高約12㍍くらいあるとのことですが
         地上1・5㍍あたりからねじれるように四方に伸びて、
         まるで別な生命体が宿っているようにも見えて大変驚きました。

       
         堅い材質で容易に太く成長しないモミジが、これ程までの巨木になるにはどれだけの
         時代の流れを見て…風雪に耐え忍んできたのか想像もつきません・・・

        
         言葉では上手く表現できませんが・・・
         木から発している秘めたるエネルギーをこの神木から授かってきた思いです。