どうする家康 答合わせ | W:O:A

W:O:A

遥か見果てぬ夢の Wacken Open Air ...

ネタバレしないように書きますが、キャストについては前日土曜日に発表になっていたので
これはネタバレではないですね、天海役は小栗旬さんでした。

ある程度うわさにはなっていたんですが、予想が当たった。
ちょうど、去年の鎌倉殿の13人最終回とリンクする作り方でした。
(ついでに次回作とも…ry)
稲姫が出てきてくれてたのはキャスト一番人気と言われる本田忠勝の贔屓?www

ただ、千姫、可哀そうすぎるなー、せめて本田忠刻も出して救いまで描いてほしかった。
それくらい、戦国時代ものとはいえ、かなりグロいシーンもありますので、
つらい回でもありました。
なんか、韓国映画のBrotherhoodみたいだった、大坂夏の陣の描き方。

小栗旬さんの登場で鎌倉時代とタイムリープし始めると、ドラマの時空が
完全に歪んだ感じでした。

今回は最終回スペシャルで放送時間が長かったんですが、長いエピローグは
まるでロード・オブ・ザ・リングのエンディングのようでした。
あの長いエンディングは当時、賛否を呼びましたが、製作者側は「絶対に必要」として
描いたものであり、今回の「どうする家康」もどうしても必要な
エンディング・エピソードだったのだと思います。

1年通して見たんですが、時系列が行ったり来たりする、タイムリープ的な
場面が多かったので、ファンタジー大河、とまでは言わないけれど、
SFチックな大河として、賛否は分かれそうです。
個人的には今回の大河も気に入りましたけどね。

ただ、思ったんですが、当時の徳川軍は「これが最後の戦い」とは思って
いないと思っています。歴史を知っているから「最後」とか「戦の無い世」とか
ドラマでセリフが出てきて、自然に受け取っちゃっているけど、当時の人の
立場から言って、大坂の陣が終わったところで、まだ戦がある前提で
世の中は動いていただろうし、幕藩体制など、政権作りを進めていたと思いますよ。

ちょうど、我々が、ウクライナ・ロシアやパレスチナ・イスラエルや、中国・香港・
台湾・朝鮮半島の動静がどうなるか、先行き分からない、「新たなる戦前」に
突入してしまったように…

そう思うと、最終回の描き方が非常に難しかったとのスタッフの苦労の声を見かけて、
総集編も見逃さないようにしなくては、と思っちゃいました。