毎月行くお客さんの家の庭に、
お花がたくさん咲いてたので撮らせてもらった。

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乙女椿。


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牡丹。


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木蓮。


ちっちゃな桜も、大事そうに育ててた。


もう80過ぎのおじいちゃんで、
お耳も遠いから、おっきな声で、


いつも、色んな話しをしている。


暖かくなってきましたね。
今年はご旅行されないんですか?
去年の今頃、靖国神社へ行かれましたよね?


この会話から、戦争の話しへ。


お兄さんが25歳でビルマで戦死され、
靖国神社へ行ったのは、
お兄さんに会いに行く為だったそう。



うちの祖父は、満州で警察官だった。
母は満州生まれで、生後6ヶ月で終戦。

祖父は捕虜になった事がある。
母の膝には、流弾に当たった傷がある、

などなど、
幼い頃に祖父から聞いた話しを、
途切れ途切れの記憶で言うと、


まるで見てきたかのように、
私の記憶に補足をつけてくれた。


戦争に負けたとたん、満州では、
捕まえられ投獄された日本人がたくさんいた。

女の子を連れて帰るのがとても困難だった為、
坊主に刈って男の子に見せかけて、
みんな必死で連れて帰ろうとした。


お母さんはよく帰って来られたね。
と。


うちのじーちゃん、よく言ってた。

「子供を置いて帰れ置いて帰れと、
何人もの人に奪い取られそうになったけど、
ばーちゃんはすごく気が強いから、
絶対に渡さんかった」


同じ船に乗ってた子供は、うちの母だけだったと。


その時代を生きた人だからこそ、
教えてもらえた貴重なお話し。

そのお陰で、

じーちゃんの言ってた事とか、
色々思い出した。


ちょっと涙ぐみながら語ってくれた時間は、
ホント宝物。


9年前に亡くなったじーちゃんと、
久しぶりに会えたような気になった。



yumiがお客さんの家に着くと、
必ず表で待っててくれる。


5分前に着いても、
10分前に着いても、

雨降ってても待ってくれている。


車に乗って帰り際、会釈すると、
必ず手を振って道路まで出てきてくれる。


車を10mほど走らせた所で必ず、

「はぁ~、今日も可愛いかった~。」

と呟いてしまうyumiです。




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