オーストリアの大統領選 | つれづれなるまゝに

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リベラル系候補が勝利=EU初の極右元首誕生阻止-オーストリア大統領選
時事通信

リベラル系と極右の争い?
メディアの偏見な感じ。

EU構成国としての
移民受容政策の是非が問われた
大統領選挙だったと思うのだが。
オーストリアはWW2時は
ナチス・ドイツに迎合し、大ドイツを形成。
WW2終結後の戦勝国の占領統治を経て
1955年に永世中立国として再建された国家。

思うに永世中立国ってのは
自主独立の極論。
思想的に内向きなモノでもある。
別に非武装を掲げてた訳でもなし。

それが1995年のEUへの参加を経て
徐々に
『永世中立国』から『普通の国家』へと
移行して来てる。

まぁ、EUの思想的な母体となる
国際汎ヨーロッパ連合』を唱えた 
オーストリアの伯爵家の人物でもあるのだけど。

オーストリアってのは
陽の沈まぬ帝国を築き上げた
ハプスブルグ家の本拠地。
欧州統合の思想は
このハプスブルグ家の帝国時代を投影した
血族を媒体とする
ある種のグローバリズムなんじゃなかろうか。
欧州の王族・貴族は
血族としての繋がりがあるしね。


ま、兎も角、このオーストリアの大統領選、
移民受容政策の是非が問われたモノと映るのだけど、ここまで接戦となった以上、
今までの様な
EU構成国としての移民受容政策の継続は
ナカナカ厳しい様にも思う。

国民国家の継続を唱えると
極右と見做されるってのは
如何なモノか、とも思うんだけどね。

主要メディアは極左なんすかねぇ?(笑)