んー、これは。 | つれづれなるまゝに

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狂ひたるモノ・侘助

トルコの件は
後出しな推論でしか無いけれど
ナチスドイツのヒトラーが
権限確立に至った事件でもある
類似した経過を辿りそうな。

ヒトラーの場合は

事件を機に緊急事態に於ける大統領令の発布による憲法の停止を提議して実行に導き、
憲法で保障されていた思想•言論の自由権を制限して、共産党・社会民主党という政敵を反•国家的な存在として弾圧・排除。
そして最終的には全権委任法の成立へと突き進んだけれど。

中共の動きにしても第二次大戦前の
日本の有り様の劣化コピーというか。

ロシアは今回も
誘引策を弄しながらの
高みの見物であろうかね。

トルコの建国理念でもある
世俗主義(ケマル主義)ってのは、
政教分離に拘り過ぎると
共産思想的になっちまう。
詰まりは国家社会主義的な体制。
しかも二大政党制な状況下では
理念の対立が極論に陥り易く、
どちらの政権が成立しても、
独裁的な体制を招き易いように思われる。

まさに現状が
そんな有り様かと思う訳だが。

近隣情勢が緊迫すればする程、
国防を鑑みて
挙国一致体制が望まれる訳で、
この体制に移行した政権が
体制維持の為に愛国やら民族主義的に
祖国防衛を謳い、
国際法的にも争論中な
先制的自衛権を発動したりすると
もう、どーしようも無い。

排外的ナショナリズムってのは
突き詰めると相手の立場を顧みない。

•••大戦秒読みかね。