せつなさみだれうち | つれづれなるまゝに

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狂ひたるモノ・侘助

そろそろ梅の季節も終わりかなぁ。

万葉集では『桜』よりも『梅』を題材にした歌が多いのだとか。

春の訪れを教えてくれる花じゃしな。
梅干や梅酒等に利用されもするから
桜よりも生活に密着してきた花なんじゃろね。

んで話は変わって『桜』に関してなんだけど
オイラは
所謂、ソメイヨシノという品種は好みじゃねーのです。
なんか派手過ぎて馴染めんのですよ。
散りゆく姿すら派手なんじゃもの。

それよりも山奥とかでポツンとやってる
『山桜』の方が好きじゃなぁ。
あ、あくまでも
人が踏み込み難いトコにあるよーな奴ね。

ガキンチョの頃、自宅近くの高速道路の橋脚の脇に
何故かヒョロっとした『山桜』が居りました。
誰にも見向きもされてなかったっすな、ソイツ。
春が訪れると
ヒョロヒョロながら申し訳無さそうに
地味に花を咲かせてたんすよ。
花の数もまばらに。

もう、20年以上前に
区画整備で伐採されちまったんだけど、
ソイツの姿がモノ凄く印象深く脳裏に焼きついてる。

毎年この季節になると思い出されてねぇ。

…なんで伐採したんだよぅ。

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