ありゃぁ | つれづれなるまゝに

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狂ひたるモノ・侘助

シリア情勢っていうか中東情勢が
尋常じゃない緊迫感を持ち始めてますねぇ。

欧州諸国にとっちゃ中東情勢ってのは
国家としての安全保障に直結しますもんねぇ。

傀儡国家とまではいかなくとも、
友好関係が構築出来て、安定した政権である事が望ましい。

が、ここで、
EU諸国とロシアとの綱引きが生じてしまうのだな。
パワーゲームというやつじゃな。

そこにまたアメリカとイスラエルの妙チクリンな関係やら
ロシアと中国とのこれまた妙チクリンな関係とか
その他諸々の繋がり等、世界各国を絡め獲った
ややこしい状況がある。

で、今回アメリカさんによる
かなり踏み込んだ発言があった訳だが…。

コノ問題に関して
アメリカさんが主導権を掌握しきれるのか
かなり疑問なのである。

影響力が大きい事は確かなんだけれども
それが主導権の掌握への保証とはならないんじゃよね。

『収束の見えないテロとの戦い』を経たアメリカ国内には
ベトナム戦争時のような『厭戦感』というのもある。

まして今回のシリア情勢はアメリカが攻め込まれた訳でもない。
『面子』の要素を含んだ、パワーバランスの問題である。

超軍事大国としてのアメリカの存在意義が問われてるのかも知れん。

アメリカやフランス等の軍事介入があった場合、
イラク戦争の時よりも厄介な状態に陥る気がしてならない。
イスラエルの暴発とかも懸念されるし。

不安材料しか目につかないじゃんかっ!

『東西冷戦の後始末』ってのが今の時代の姿なのかも。

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