二十四節気と七十二候 | 和美師 音緒のブログ

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7月20日  大安   夏の土用


土用は古代中国の陰陽五行説に基づくもので、世の中の全てを木・火・土・金・水の五つに分類し解釈して、五行説を四季に割り当てると「春→木」、「夏→火」、「秋→金」、「冬→水」とすると「土」はどこにも分類されません。




そこで四季の変わり目の立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間を土のための期間として割り当てたのです。


だから、土用は年に4回ある事になります。

しかし現在では夏の土用のみが認識されていて、他の土用はあまり重視されていません。

そして「土用の丑の日」とは、その土用の期間中に十二支の丑がまわってくる日を指します。

つまり、土用は18日間のことですが、「土用の丑の日」は土用の期間のうちのたった1日か、多くて2回だけの日のことを言うのです。

因みに土用の丑は7月27日です。

「土用=丑の日」というイメージの方が多いと思いますが、そうではないのです。

天然の鰻は人間同様に夏バテして痩せるそうです。旬は秋から冬になります。

土用鰻(どよううなぎ)は、蘭学者の平賀源内が「土用の丑の日に鰻を食うと病にならない」といった宣伝文句が発端で流行り、夏バテには鰻ということになったそうです。

鰻はタンパク質、脂質、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンD、ビタミンE、カルシウム、鉄などの栄養素を含み、栄養満点な「薬喰い」といって滋養強壮作用のある食材です。

ここ数年、鰻の稚魚の減少で鰻が高騰しています。7月27日に天然鰻を食べますか?