和美師 音緒の日本の言葉 3 | 和美師 音緒のブログ

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和美師 音緒の日本の言葉 3


今日の大和言葉は交じらい


人間関係にまつわる大和言葉です。


1. 「相合いにする」


「相合い」という言葉は知らなくても、相合い傘」ならよく知っている言葉ですね。

でも相合い傘はラブラブな二人が一緒が傘をさすこと、

あるいは、その様子を表す落書きだと思いませんか。


「相合い」の本当の意味は「共同」もしくは「共有」です。

だから、二人の人が1本の傘を使うことです。

カップルがさすだけでなくて、親子でも、友達とでも2人でさせば相合い傘です。


「相合い」のついた言葉の傘以外の例

  相合い炬燵・・・・2人で一緒に入るこたつ

  相合い井戸・・・・共同で使う井戸

  相合い牛・・・・・・共同で飼う牛

みんな現代の言葉ではないですね。


現代で使用するとするならば、友人や趣味の仲間で必要な物品を共同で所有して購入する場合

誰か一人に負担を負わせるのではなく、

「相合いにしましょう」という優しい響きの言葉で話を丸くまとめてはいかがでしょうか。



2.「お催合いで」


「催合い」(もあい)は、二人以上の人間で何らかのイベントや作業を行うという意味です。

「お催合い」という形で使われることが多く、「お催合いで・・・・・」という誘いは、

「一緒にやりましょう」ということです。




3. 「心を同じくする」



「心を同じくする」には、とても気が合うという単純な意味もありますが、

たいていは集団や社会のありかたについて、二人以上が同じ理想を描いているという場合に使います。



今日の言葉は普段聞き慣れない言葉でした。