坂本賀勇氏を御存じでしょうか?
任天堂のゲームクリエイターであり、現在は企画開発本部企画開発部課長という役職に就いています。
最近は先のエントリでも取り上げた「キキトリック」のスーパーバイザーをされていますが、他に
・メトロイドシリーズ
・ファミコン探偵倶楽部
・カエルの為に鐘は鳴る
・カードヒーロー
・メイドインワリオシリーズ
・リズム天国
・トモダチコレクション
といったソフトを手掛けられています。マリオやゼルダといった任天堂の看板スター達よりどちらかというとちょっと控えめな存在のソフトが多いですね。だがそれがいい。マリオゼルダが主役級なら、こちらは脇役ではあるが味のある個性派俳優です。
この坂本氏、個人的には宮本茂氏以上に任天堂らしい人なんじゃないかと思ってます。あくまで個人的ですが。
一見ヘンテコな、よくわからないソフトが多い。しかし単にイロモノではなく、しっかりゲームとして成り立っている。
メイドインワリオにしても、当時CMで鼻の穴に指を突っ込むインパクトのあるシーンが紹介されてて「なんじゃこりゃ?!」と仰天したもんですが、5秒ルールの下さまざまなミニゲームを詰め込んで一本のゲームとして成り立たせている。
リズム天国もそう。音楽に合わせてリズムを刻む。それだけなんだけど、うまくリズムを刻めるようになるととても快感になってくる中毒性の高いゲームなんです。
坂本氏のゲームって特に美しいグラフィックを使用してるわけでもなく、壮大なストーリーが待っているわけでもありません。単にヘンなだけです。ちがいます。
ゲーム性で勝負している、とでもいいましょうか。先に快感と書きましたが、プレイしていると快感になれる、単純な、しかし遊びとしては最も重要な要素を余計なものを省いてストレートに出しているのが坂本氏が手掛けるソフトに多い、と思うんです。もっと言うと故・横井軍平氏の思想が最も色濃く出ているんじゃないかと。そこが坂本氏が任天堂らしいなあと思う部分です。
余計な説明はいらない、触ってすぐに面白さがわかる。顔もゲームも一見あやしそうなにおいがプンプンする坂本氏ですが(失礼!)、その実遊びの基本をしっかり押さえてる。おちゃらけてるように見えて、意外と硬派。だけれども、「マリオ、ゼルダもいいけど肩の力を抜いてこっちも楽しんでみてよ」という、気軽さ、敷居の低さに好感が持てます。
僕が坂本氏に注目するのは上記の理由からなんです。もちろんマリオ、ゼルダといった重厚なゲームも大好きなんですが、そればっかりじゃ胃もたれを起こしちゃう。もっと手軽に楽しくゲームを遊びたいというときには坂本氏のゲームはうってつけだし、何よりそのストレートなところが娯楽屋任天堂らしいと思いませんか?だから坂本氏が関わった、と聞いただけで僕はどんな内容だろうが買い決定なんですw
皆さんもぜひ、あのアヤしさ全開の坂本賀勇氏に注目してみませんか?


