負の遺産であるテロを抜本的に克服するには、人間のことばが言えないとならないだろう。そのなかでも、とりわけ大事なのは、自分の口から「自分の言葉」がでることだ。秩序立った言葉の法則はその一助となる。なかにはなだめる言葉もある、奮起させる言葉もある。それが「ある、ない」「する、しない」などいくら創造したことばでもとにかく二つではだめだ。感情的になってもだめだ。理性で立ち向かわなきゃしょうがない。どんなに疲れて「理性なんて無駄だよ」といっても、その人は自らの言葉のおおかたの「理論」が言い負けていると思うからだろう。そしたらことわざを使って言われたこと言ったことを反省しながら新しい気持ちになればいい。負の連鎖は、こうして脱出して、建設的な、根本から脱出した抜本的な人とのコミュニケーションが出来るようになって、世界は変わる、日本人がみんな知ってる、でも国民一人一人の個性的な「自分の言葉」が、変わった世界の、秩序を生んで、身の回りの真実のことばの花を咲かせるだろう。
万物は流転する
散らかった部屋
もともと床は見えていたのに
きのこが生えそうなくらい
カビも生えてる
もちろん万年床だ
さすがに片付けしないと
掃除しないと
寝ている内にナウシカよろしくカビの胞子が肺に入って
健康を害する
とにかく掃除することに決める
布団をたたみ
見えたフローリングはもはや掃除機は役に立たない
雑巾で拭く
雑巾がねばつく寝汗の水分で
しつこく拭く
少し部屋が明るくなったかな
実はトイレより汚なかった
こういう人は使い捨て精神なのだろう
物がもったいない主義ではなくて
こんな人はカーリングをして汗を流してほしい
5才になったときの写真が出てきた
つい見てしまう
とにかく床が全部見えて
うれしい
汚なかった部屋の床の掃除に没頭している詩。写真で切り抜けば目を疑いたくなるような有り様だったが、また写真を写したくなるようなアフタールームが実現している。うれしいのは海賊が宝物の入っている宝箱を見つけたごとくうれしいのではなく自分の部屋が宝箱の中身のようになっていてうれしいのである。宝物はないが。宝箱の内側をピカピカにするという比喩はあまりないだろうが、自分という宝物が映えるには、うれしくきれいだろう。
見てくれより中身
スパイラルの根っこ
スタート地点で芽を出して
きれいな双葉
やがて背丈が延びて
枝が分かれて
葉っぱがついて花が咲いて
葉っぱも花も枯れてゆくけど
根っこは生きていて
次の年もその次の年も
成長しながら枝のつぼみから花が咲くまで
栄養を届ける見えない立役者
「根っこ」