スペインが至極のパスサッカーで無冠を返上した。サッカーW杯南アフリカ大会は11日(日本時間12日未明)、ヨハネスブルクで決勝を行い、スペインが1-0でオランダを下し、悲願の初優勝。延長終了間際にMFイニエスタ(26)が決勝点を挙げ、歴史的快挙に導いた。スペインはW杯で8カ国目の優勝国となった。
主導権がめまぐるしく入れ替わる120分の死闘にイニエスタが終止符を打った。延長後半11分、ペナルティーエリア内でパスを受けると、迷わず右足を振り抜いた。矢のようなボールは相手GKの手を弾き、左サイドネットに突き刺さった。劇的なゴールにユニホームを脱ぎ捨ててピッチを全速力で走り抜け、喜びを爆発させた。
シャツには「ダニ・ハルケは、いつも僕たちとともにいる」と書かれていた。昨年8月、心臓発作で26歳で急死した親友のサッカー選手、ダニエル・ハルケに贈るメッセージ。「(ゴールを決められずに)ここまで彼をたたえることに失敗し続けきた。今日それができたことが何よりうれしい」と感涙した。
DFセルヒオ・ラモスも2007年に試合中の心臓発作で22歳で亡くなった元チームメート、DFアントニオ・プエルタにささげるメッセージをシャツに書き込んで試合に臨んでいた。相次ぐ仲間の不幸が、チームの団結力を高めた。
初戦のミスで批判にさらされた主将のGKカシリャスは、「いつも僕を支持してくれた人に感謝したい。私の両親、私の兄弟…」と言葉を詰まらせ、恋人のTVリポーター、サラ・カルボネロさんと抱擁、キスをした。
苦しみ抜いた末に手にした歓喜だった。体格で勝るオランダに、本来のパスサッカーを封じられた。その一方でFWロッベン、MFスナイダーら相手攻撃陣のカウンター攻撃を許し、何度も絶体絶命のピンチを迎えた。
延長に入って徐々にペースを取り戻すと、延長後半4分にオランダのDFハイティンガが2度目の警告を受けて退場。数的有利となったスペインが一気に攻め込み、勝負を決めた。勝利をたぐり寄せたのは、イニエスタの大一番での勝負勘だ。
170センチ、60キロと小柄な体格に年に似合わぬ薄毛。見た目は地味だが、パス、ドリブル、シュート、すべてにおいて一級品のテクニックを持つ中盤のキーマンだ。この日も攻守に活躍した。
昨季はFCバルセロナの一員として欧州CL(チャンピオンズリーグ)準決勝でチェルシーと対戦。ロスタイムにチーム唯一の枠内ゴールを決めて、大逆転劇の立役者になった。
「私は23人すべての選手たちを誇りに思う」と苦闘を振り返ったデルボスケ監督。決勝までの道のりも順風満帆ではなかった。1次リーグ初戦のスイス戦で自慢の攻撃陣が完封され敗戦。悲観論が強まる中、チームを救ったのは、今大会5ゴールで得点王に輝いたFWビリャだ。
1次リーグの首位通過をかけたチリ戦、8強進出を決めたポルトガル戦と重要な一戦で得点し、チームを牽引した。大会初戦黒星、大会終盤に日程が過密になるH組からの優勝はともに史上初。08年の欧州選手権で初優勝したのに続く快挙を達成したスペインは、真の「無敵艦隊」となった。
スペインが1で優勝しました!
すごいですね!!しかも初優勝です!
試合みながら
スペインが勝ってほしいなと思って
応援してましたが、スペインが優勝してよかったです!!
日本も韓国も今回よりもっと強くなって頑張ってほしいです!
次の試合を期待します。
wabarもワールドカップのときに満席になってて本当盛り上がりました!
ワールドカップが早くきてほしいです!
次のワールドカップのときにはもっと盛り上がって応援しましょう!!